解説記事・声明等

2010年10月28日-参議院法務委員会での難民に関する質問および答弁

    2010年10月28日

    10月28日に行われた参議院の法務委員会にて、民主党・中村哲治議員が政府の難民保護政策に関する質問を行っています。
    民主党の「政策インデックス2009」に基づき、難民に関する部分のこれまでの取り組み状況に関する質問については、黒岩宇洋法務大臣政務官は、現在の主な取り組みとして次の3点を挙げました。
    1)難民申請の標準処理期間を6ヶ月と設定および公表した。
      実際に6ヶ月に短縮できるよう、23年3月を目安に、現在取り組んでいる。
    2)UNHCRの協力を得て、難民調査官の調査技術と専門的技術の向上のための難民認定実務研修を実施した。
      また、研修のみならず、更にその充実を図るための方策や、十分な経験を積むことのできる人事システム等についても検討している。
    3)UNHCRと連携した出身国情報や国際情勢に関する基礎資料の収集、整備を行った。
      また、出身国や国際情勢に関する情報については、英国内務省報告及び米国の国務省報告の各国情報について各国政府から了承を得て翻訳版を法務省ホームページに掲載し、本年中に公表できるように準備をしている。
    今後も、難民認定制度及び在留特別許可の在り方に関する勉強会の下で、あるべき難民認定行政の制度設計や、そのほか組織体制の構築及び人材確保・育成等についても検討や取組を行っていきたいと答弁しています。
    詳細は、参議院インターネット審議中継より、見ることができます。
    *難民に関連する質問は24:50ごろ?