難民とともに暮らせる社会を目指し、
理解と共感の輪を広げます。
日本にも難民が逃れてきていること、日本で難民が困難な状況に置かれていることは、まだ十分に知られていません。多くの方に難民を取り巻く状況を知っていただき、支援の輪を広げることで、社会の変化を生み出していきます。
事業紹介
再び「#難民の送還ではなく保護を」キャンペーン実施
入管法改正案への関心を呼びかけるTwitterキャンペーンを実施しました。国会審議前から「#難民の送還ではなく保護を」を使ったさまざまな声が集まり、それに対する賛同(リツイート・いいね)も1万2,000を超えました(2023年3月半ば~末)。4月以降も国会の動きなどを継続的に伝えました。また、集まった声、難民保護への関心をSNSの場以外でも留め可視化できるよう、WEBサイトに特設ページを設けたり、他団体と緩やかに連携し相互のSNS 発信を紹介しあうなど、情報や声をさらに広げるための取り組みも行いました。法案は可決されましたが、法改正を通じて広がった市民の関心が今後も続くよう、広報活動に努めます。
多様な関心に応じた広報企画への取り組み
難民支援への関心を広げるため、気軽に参加できるイベントから深く考えることができる企画まで幅広い機会づくりに取り組みました。ブックカフェでの絵本イベントや、ボランティアの方々の運営によるチャリティラン&ウォーク「DAN DAN RUN 2023」では、親子で参加し楽しむ様子も見られました。動画 「難民を理解するための15分」シリーズ※1を公開し、SNSやウェブサイトでの従来の発信に新たな試みを加えました。じっくり学べる場としては、恒例の「難民アシスタント養成講座」を2日間に渡り開催。「世界難民の日」には、難民認定されたLGBTのウガンダ人女性の道のりを弁護士などから聞くトークイベントを3団体※2の共催で開催しました。
※1 Dialogue for Peopleとの共同制作/※2 RAFIQ、名古屋難民支援室、JAR
※ 2022年度年次報告書より