法律事務所の方

支援の方法

法的な支援を提供することによって、
難民の命を救うことが出来ます。

難民支援協会では、難民への法的支援において、プロボノ事業に取り組んでいます。
弁護士及び法律事務所の方々が、専門知識を生かし
難民支援に携わっていただくプロボノの機会をご提供させていただきます。

難民支援実務に関するトレーニングへ参加する

難民支援協会では、支援に関わっていただくにあたり、難民支援の実務に関する研修会を開催しています。 支援活動の第一線で活躍をされている弁護士、研究者が講師となり、入管法のみならず、出身国の人権状況や国際人権基準に関する知識など、難民支援の実務において必要な内容をご提供します。

トレーニングに関するご注意

このトレーニングは 日本または海外で資格を有する弁護士、行政書士、パラリーガル等を対象としており、日本語で行われます。 このトレーニングの席には限りがございます。JARの正式なパートナー法律事務所から参加される方、JARのプロボノ名簿に登録を希望されている方、また現在実際に難民に対して法的支援を行っている方や、これからやっていこうと考えていらっしゃる方を優先いたします。また、より多くの団体や法律事務所に参加をしていただきたいと考えておりますので、この点も考慮させていただきます。

プロボノについて

「プロボノ」は、弁護士の特別な専門知識を用いて、その支援がなければ法的支援の恩恵を受けることがない人たちに支援を提供することを言います。

日本で難民申請をしている人たちの中で弁護士にケースを担当してもらうことが出来る人たちは非常に限られています。しかしながら、法的支援は人の生死を左右します。

たとえば、本国でジャーナリストとして政治腐敗を報道し、過激派の活動を明らかにしたXさんという人がいます。その結果、彼は本国で命を狙われるようになってしまいました。彼の難民としての申請を日本政府が認めなかったら、彼は本国に送り返され、再び生命が危険にさらされることになります。そのような状況にある彼に、弁護士と難民支援協会が、異議申立手続やその後の訴訟手続きで関わったとしたら、彼は難民認定を受けることができるかもしれませんし、それは文字通り、人の命を救うことになります。

モリソンフォースター法律事務所、Masayo Nobe 弁護士の言葉を借りれば、「プロボノ活動は自分の慣れ親しんだ環境から一歩外に踏み出す勇気を持つことで、ほかの誰かの人生をよくすることであり、最も価値のある成功に向けて、弁護士として取り組むことができるもの」です。

難民支援協会は、毎年1,000件以上の相談を難民、難民申請者から受けています。難民たちは、恐ろしくて困難な状況からの生還者です。彼らの言葉は、逆境に直面した時に発揮された彼らの強さを示すものです。世界中で残虐行為が続いており、難民法は毎年何千もの命を救うことができるのです。法的な支援を提供することによって、私たちは難民の命を救うことが出来ます。皆さまのプロボノ活動へのご参加、お待ちしております。

プロボノによる社会貢献事例

難民支援に関するプロボノの一例としては、次のような活動があります。

  • 難民からの迫害事由の聞き取り
  • 陳述書・意見書の作成
  • 難民のインタビューへの同席
  • 出身国の人権状況
  • 他国の判例検索

など

プロボノへのご参加

難民支援協会では、法人としてのプロボノ参加を募っています。
ご参加いただいた法人には、難民への直接支援をはじめさまざまなプロボノ活動の機会をご提供いたします。難民の命を救う活動にぜひご参加ください。

プロボノ参加をご希望の際は
こちらからお問い合わせください。

個人としてのプロボノ参加について

法的支援を提供する弁護士の登録名簿に名を連ね、アジア太平洋地域での法的なプロボノの先例となり、また同時に難民の命を救うという試みに参加しませんか。登録していただいた方には、難民ケースのご紹介などプロボノに参加する機会を適宜ご提供いたします(担当より個別にご連絡を差し上げます)。緊急のケースの場合は随時お知らせします。

プロボノ弁護士としての登録を希望される方は、こちらのフォームからご登録ください。
(Googleフォームが開きます)

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