弁護士と連携し、保護されるべき人が
速やかに難民認定を
得られるよう
支援します。

逃れた先で「難民」と認定されることは、迫害の待つ母国に送り返されるかもしれない恐怖から解放されることを意味します。
人としての権利を回復し、新たに日常を立ち上げるためには、難民認定を得ることは非常に重要です。
日本の難民認定基準は極めて厳しいですが、JARは、保護されるべき人が難民認定を得ること、そのために必要な弁護士などの協力者を開拓することに取り組んでいます。
事業内容 |
|
---|---|
協働先 |
|
法的相談・支援件数
1,454件
事務所、法律事務所・収容施設など外部、
リモート(オンライン、電話、メール)での支援の合計
2021年度実績
事業紹介
難民認定を得るための
弁護士との協働

弁護士との打ち合わせ
新型コロナの感染拡大による影響が長引き、新規に来日した難民からの相談は少ない状態が続きました。以前はJAR事務所で対面での面談がほとんどでしたが、コロナ禍で進んだオンラインの活用による面談で、九州など東京から離れた地域に住む難民からの相談にも応じやすくなりました。帰国できない理由などを聞き取ったり、難民申請手続きに関する法的助言を行いました。
難民認定のためには弁護士の協力も欠かせません。プロボノ(無償)で支援くださる、複数の法律事務所との新たな協働が始まりました。難民申請の初期段階で受任いただき、手続きに寄り添った専門的かつ的確な法律支援を提供いただくことで、できるだけ早く難民認定されることを目指しています。
2021年に難民認定を
受けた方からのメッセージ
私はアフリカ出身で、2021年に難民認定されました。来日当初よりJAR に、難民申請の助言や弁護士の紹介、 住居の提供を含む生活全般を支えてもらいました。難民申請の結果を待っていた期間はとても苦しいものでした。いつ結果が出るのか全くわからず、2日間も眠れないこともありました。そんなとき、JARのスタッフは何かあったらいつでも連絡をして下さいと温かく接してくれました。
支援だけではなく、いつでも私のことを聴いてくれる、それが最も大切なことだと思っています。今は働いており、日本語をがんばっています。
JARがいなくては安全な道のりを歩むことはできませんでした。いつまでも忘れません。
![[写真:分厚い書類の束]](https://www.refugee.or.jp/wp-content/uploads/2022/12/legal2022_2.jpg)
この方の難民認定に向けて弁護士と協働。迫害の状況や出身国の情報を聞き取ったりし た。写真の数多くの書類は、難民認定の審査のために入管(出入国在留管理庁)に提出されたもの
※ 2021年度年次報告書より