活動レポート

【報告】難民アシスタント養成講座 42期 を開催しました!

2日間にわたる難民アシスタント養成講座を終了しました!

今年も昨年に引き続き、オンラインでの開催となりました。
10/30(土)、11/6(土)の2日間の日程で、全国各地から約180名もの方々にお申込みをいただき、学生、社会人、主婦(夫)、退職者など、幅広い年齢層の方々、また職種においても、会社員、自営業、医療・福祉従事者、法律関係者、NPO/NGO関係者など、さまざまなバックグラウンドを持つ方々にご参加いただきました。

この講座は、日本における難民の置かれた状況や、難民受入れに前向きな社会づくりの取り組みを知り、ともに考えることを目的とし、難民支援、また難民を受け入れる社会づくりに貢献できる人材育成を目指しています。

今回の講義のなかで、参加者の皆さんからの熱意あるご意見や多くの質問を通じて、熱心に聴いていただいている様子が画面越しにも伝わってきました。

2日間にわたる講義

1日目は、冒頭のイントロダクションで「難民とは」「難民『保護』とは」、世界の難民、日本の難民の受け入れ状況難民を取り巻く状況の概観を掴むところからスタートしました。弁護士の駒井先生、児玉先生からは、それぞれ日本の難民保護制度の課題、また、入管制度と収容に関する課題を、リアリティを持ってお話いただきました。情熱ある講義と、具体的な事例を交えた話で、受講生の皆さんには難民の方々が直面する制度の課題に対して理解を深めていただきました。
後半は、JARスタッフである支援事業部マネージャー新島と代表理事石川から、難民の生活状況と生活支援について、また、社会に向けての取り組みについて話をさせていただきました。難民の方々が困難を強いられている現状とそれに対する支援現場の取り組み、また政策提言や広報を通じた社会に向けての取り組みについて紹介させていただきました。
講義終了後は、約30名の方がオンラインでの懇親会に参加し、少人数のグループで自己紹介をしつつ、難民問題に関心をもったきっかけや、実際に行っている取り組みなどを分かち合い、参加者同士の交流の時間を持ちました

2日目は、難民のゲストの方に登壇いただき、日本に逃れてきた背景や、難民申請に関わるさまざまな苦労、そして現在の生活など、困難を乗り越えてきたご自身の貴重なお話を聴かせていただきました。
研究者の久保山先生からは、グローバルな視点で、ヨーロッパの難民政策と最近の動き、また社会統合ついても触れていただきましたこの講義を通じて、受講生の皆さんには難民問題の背景にある構造的な問題など、国際社会を取り巻く現状への理解を深めていただきました。

後半は、JARスタッフの定住支援部のマネージャー可部より、就労支援とコミュニティ支援の観点から、難民を取り巻く課題と支援の取り組みについて話をさせていただきました。最後の講義では、難民の学習支援を行うさぽう21の学習支援室チーフコーディネーターの矢崎さんから、学習支援を通じて見えてくる難民の子どもたちが抱える課題をさまざまな事例や当事者の声を通して話をしていただきました。なかなか気づきにくい難民の子どもたちが抱える課題や声を聞いて、深く考えさせられたという声も多くいただきました

講座の最後は、グループディスカッションを行い、学校、企業、地域などの身近でできる難民支援について意見を出し合い、最後に「私は〇〇をやります!」という宣言とともに、それぞれが身近でできそうなアクションをシェアしあいました。「SNSでの発信」、「支援団体のボランティアに参加する」、「必要言語への翻訳・通訳」、「家族や職場の仲間に学んだことを分かち合う」、「バースデードネーションで寄付をする」など、参加者の数だけ多様なアクションを見て、ここから新たな一歩を始める決意を皆さんで共有することができました!

グループディスカッションでの参加者の皆さまの「宣言」

参加者の感想(抜粋)

  • 2日間、ありがとうございました。難民になる背景から制度、歴史、来日後の生活について等多岐にわたる講座で勉強になりました。これからもアンテナを張り続け、自分ができることをやっていきたいと思います。
  • 日本の難民問題について、今回深く学ぶ機会を得ることができ、本当に勉強になりました。アカデミックなお話から現場の支援のお話、そして当事者のお話まで聞くことができました。(中略)私も傍観せず、SNSなどを使って少しずつ発信していきたいなと思いました。
  • 以前より難民問題についてはとても関心があったのですが、何をどうすれば良いのか、分からないままでいました。今回この講義を受けて、多くの事を学ばせていただきました。心が痛む事が多かったです…。しかし、この講義を受ける方々が多くいて、同じ想いを持っている人がいるという事に勇気をいただきました。
  • 講座を開催される目的は、広く社会に難民への意識を持つ人を増やしていきたいのだと感じました。何もできない市民でも、少しでも知識や分かち合う気持ちが、社会を変えていく大河の一滴になると感じた講座でした。

受講生の皆さん、2日間本当にお疲れさまでした。ご参加いただきありがとうございました。今後も皆さんとともに、難民支援の輪を広げ、難民受け入れに前向きな社会づくりを目指していきたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします!

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