活動レポート

[緊急支援速報]2011年8月6・7日‐陸前高田のおまつりに参加しました

    oishi000.jpg岩手県陸前高田市のおまつり「うごく七夕まつり」に、難民支援協会(JAR)はボランティアとして参加しました。
    JARは、ずっと陸前高田を中心に支援活動をしており、同市大石地区の「大石七夕祭組有志」の皆さんから、山車をひくボランティアとして手伝ってくれないか、というお声がけをいただいたものです。
    陸前高田の七夕まつりは「うごく七夕」「けんか七夕」「海上七夕」など市内各地域民の手により、
    毎年8月7日に開催され、多い時は華麗な飾りつけをした30台もの山車が市内を運行していたそうです。
    津波により、山車12台のうち9台が被災しながらも、3台を修理し、小さな山車も製作。悲しみに沈んだ町に、何とか元気を取り戻そうと町の若者有志により「復興・陸前高田うごく七夕まつり」の実行委員会が立ちあがり、開催されました。

    19人のボランティアとJARスタッフが山車ひきに参加。JARボランティアチームは、難民や留学生の方も混じった多文化なチームです。長く陸前高田で活動してきたからか、おまつりの雰囲気からか、自然と地元の方やほかのボランティアチームの方と溶け込み、一緒になって参加しました。
    途中、激しい通り雨がふり、屋根の下に一時避難。こんなとき”ガタイのいい”難民の方のパワーは頼りになります。
    お昼には、中東出身の難民の方が作ったパエリアとフルーツのデザートを炊き出しとしてふるまいました。
    陸前高田のおまつりは死者を弔うことが原点だそう(参考)。伝統ある、そして特別な想いのこもったこの行事に私たちが参加させていただいたことを、心から誇りに思い、感謝します。
    JARスタッフは大石公民館に行くたびに、地元の皆さんが準備作業を一つ一つ進める様子を目にしていました。
    平らになってしまった土地と津波の爪痕を残す建物。
    山車は希望を表すかのように光を放ち、元気なお囃子と太鼓が響きました。
    本当にきれいな夕日の中でのこの光景は、一生忘れられないものとなりました。
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    地元の皆さんと。