活動レポート

難民支援における弁護士とのプロボノ事業、本格開始

    2012年7月27日
    認定NPO法人 難民支援協会

    難民支援における弁護士とのプロボノ事業、本格開始
    -プロボノ文化の醸成を目指して-

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    今年6月に難民支援協会が立ち上げたプロボノプロジェクト(2012年6月24日リリース参照)が、弁護士事務所三法人から正式なパートナーとしての参加をいただき、本格的に事業を開始しています。
    難民支援協会によるプロボノプロジェクト正式パートナー(7月27日現在)

    • モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所 伊藤 見富法律事務所(外国法共同事業事務所)
    • ビンガム・マカッチェン・ムラセ外国法事務弁護士事務所
    • ポールヘイスティングス法律事務所・外国法共同事業

    また、多数の事務所から事業参加について検討中との表明をいただいており、引き続き、パートナーとなっていただける事務所を募集して参ります。
    日本に逃れてきた難民の多くは、専門家の支援を受けることなく、たった一人で、難民認定手続きを行うことを強いられています。弁護士による支援は、このような状況に置かれている難民の命を救う活動です。今後、難民支援協会は、パートナー事務所ともに、日本における難民への支援活動を行っていくとともに、それらの活動を通じて、日本のみならずアジア太平洋地域でのプロボノ文化の醸成を目指していきます。
    7月28日(土)には、第一回のトレーニング「難民への法的支援に関する集中講義開催」を開催します。参加者は継続的法的教育の単位(CLE、アメリカの各州に登録している弁護士が資格更新に必要な単位のこと)を受けることができます。日米の弁護士を中心に、40人近い方が参加を予定しています。
    トレーニング当日も含め、本件に関するご取材のほど、お願いいたします。

    以上

    ■本件に関するお問い合わせ

    認定NPO法人 難民支援協会 田中志穂・石川えり
     
    〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7-10 第三鹿倉ビル6階

    Tel:03-5379-6001|Fax:03-5379-6002|info@refugee.or.jp

    (参考資料)

    「難民への法的支援に関する集中講義」の概要

    *当日のご取材も可能です。ご検討の程、お願いいたします。
    日  時|2012年7月28日(土)10:00-18:00
    場  所|モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所/伊藤見富法律事務所
       東京駅徒歩5分・千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング29階
    研修内容|

    • 難民支援に関する関係法令
    • 難民とかかわる上での倫理
    • 出身国情報の検索方法等

    ※使用言語:日本語、英語(英語同時通訳を手配する予定)
    ※参加者は継続的法的教育の単位(CLE、アメリカの各州に登録している弁護士が資格更新に必要な単位のこと)を受けることができます。

    タイムテーブル/内容/講師

    10:00-10:30
    日本、アジア太平洋地域における難民の背景と状況/金児真依 UNHCR駐日事務所 法務アソシエイト
    10:30-11:15
    日本における難民認定手続き/小山 信幸 法務省 難民認定室長
    11:15-11:25 休憩
    11:25-13:00
    難民法および難民の定義・難民法ケーススタディ/関 聡介 弁護士
    13:00-14:00 昼食
    14:00-15:00 法文書の作成/関 聡介 弁護士
    15:00-15:15 休憩
    15:15-16:30
    証言の聞き取り、クライアントへの気遣い、難民支援における倫理/ブライアン・バーバー 難民支援協会職員
    16:30-17:00
    出身国情報調査法/田多 晋 難民支援協会職員
    17:00-18:00
    難民支援協会のプロボノ登録手続き/難民支援協会