ニュースリリース

難民支援協会:毎日国際交流賞・受賞のお知らせとご支援への御礼

2009年8月24日

認定NPO法人難民支援協会:毎日国際交流賞・受賞のお知らせとご支援への御礼

難民支援協会 代表理事・中村義幸 事務局長・石川えり

日本に逃れてきた難民を総合的・専門的に支援している「難民支援協会」は、このたび、毎日新聞社が主催する第21回「毎日国際交流賞」を受賞いたしました。
弊会が活動10周年の機に、伝統ある本賞をいただけましたのは、支援してくださった支援者の皆さまのお力があったからこそです。これまでのご支援・ご協力に深く御礼申し上げます。
日本の難民を取り巻く状況が大きく変化しつつある中、弊会も次の10年に向け、今までより一層努力を重ねてまいりますので、どうか今後ともご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
本賞は、毎日新聞社が、草の根の国際交流活動の支援と促進を目的に1989年に創設した賞です。
弊会が国内難民支援の分野での取り組みをいち早く、総合的に進めてきたことが今回評価され、受賞に至りました。活動の詳細は、本日24日の毎日新聞紙面(別紙)および同社ホームページ上にて、詳しく取り上げられています。
この20年の歴史と伝統のある本賞を受賞することができ、大変光栄に存じております。また、私たちの10年間の活動が認められたということよりも、これをきっかけにより日本の難民が置かれた困難な状況に光が当てていただけたことに大きな喜びを感じております。
現在弊会では「難民支援緊急キャンペーン」を実施しております。難民申請者の激増に伴う予算不足から、難民への公的生活費の支給対象者が絞り込まれ、そこから漏れ落ちてしまった人が食べられない、住む家がないなど、困窮度が非常に高まったことから始めた本キャンペーンですが、これまで300人以上の皆さまからのあたたかいご寄付を集め、618人の難民に総額1,800万円以上の生活費を支援してまいりました。難民の方々からは、「この支援がなければ自分はホームレスだった。ありがとう。」などの言葉をいただいています。
来年からは、日本で新しい枠組みでの受入も試験的に始まり、「難民」と呼ばれる人と日本に暮らす私たちとの接点が今後確実に広がり、深まることが予想されます。
そのような変化の中、これからも、難民の方々のニーズに即した支援を提供し、彼らの抱える問題の解決が図れるよう、そして、この賞に恥じぬよう組織一丸となってさらなる努力を行ってまいります。
どうぞ変わらぬご支援のほどお願い申し上げます。
▼本件に関するお問い合わせ:
 難民支援協会 広報部 鹿島美穂子、菊地さやか 
 TEL:03-5379-6001 FAX:03-5379-6002 E-mail:info@refugee.or.jp
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7-10第3鹿倉ビル6F