イベント

【開催終了】難民アシスタント養成講座(42期)

開催日
2021年10月30日(土)、11/6(土)全2日間 9:30~17:30(予定)

※本イベントは終了いたしました。

難民アシスタント養成講座のオンライン開催が決定しました!
日本全国、海外からでもご参加いただけますので、この機会にぜひご参加ください。

日程:10/30(土)・11/6(土)、全2日間
時間:9:30-17:30(予定)*1日目終了後に参加者同士の懇親会を実施します!(任意参加)
受講料:一般12,000円、学生6,000円
開催方法:オンライン配信

「難民」について一緒に考えてみませんか?

ここ最近、「入管法改定案」や「収容」など、難民に関するさまざまなニュースが日本でも度々耳に入るようになりました。
もはや、難民はどこか遠い国の問題ではなく、私たちの住むここ日本で起こっている問題です。
日本には、東南アジアを初めてとして、アフリカや中東など、さまざまな国から難民が逃れてきています。
このコロナ禍では、渡航・入国制限のあるなか、3,936人が難民申請をしましたが、難民として認定されたのはわずか47人(2020年)。日本政府は難民受け入れ、難民の保護に非常に消極的な姿勢を取っています。難民を取り巻く厳しい状況は、難民認定の少なさだけではありません。十分な公的支援もなく、困窮する難民の方々が多くいます。それに追い打ちをかけるように、コロナ禍でますます窮地に立たされています。

今、難民保護という観点からの制度の課題に加え、難民が社会の一員として暮らしていけるような受け入れのあり方や地域づくりなど、市民一人ひとりが考え、担うべき役割は大きくなっています。
難民アシスタント養成講座は、難民について知り、一緒に考える講座です。私たちが難民の方々にできること、また難民受入れに前向きな社会にするには、どのようなことができるか、ともに考えましょう。

講座で学べること

日本における難民の置かれた状況を学び、難民受入れに前向きな社会づくりの取り組みを知る。

1. 難民の制度や現状の課題を知る
2. 難民支援協会の活動を通して、難民受入れの取り組みを知る
3. 国内外のさまざまな難民支援の取り組みを知り、一人一人ができることを考える

おすすめポイント!

  • 現場の第一線で活躍している講師陣から、具体的な実務の内容が聞ける。
  • 様々な切り口から、難民問題を考えることができる。
  • 難民自身から直接話が聞ける。
  • 難民支援に必要な基礎知識を網羅できる。
  • 難民支援に関する多くの参考資料が手に入る。
  • 難民支援に関心がある仲間に出会える。

参加申込

※申込受付は終了いたしました。

次回の難民アシスタント養成講座にご関心のある方は、こちらのお問合せ内容から、「難民アシスタント養成講座参加希望」を選択のうえ、フォームを送信ください。次回開催日程が決まりましたら、ご登録メールアドレスへご案内いたします。

多様な講師陣

難民支援の第一線で活動する弁護士や難民支援協会(JAR)スタッフなどから難民に関する制度や状況について話を聞きます。
また、難民受け入れに前向きな社会づくりという観点から、国内外の難民支援の事例や取り組みについて学ぶ講義、難民自身による体験談を聞く時間もあります。

プログラム

  • イントロダクション 伏見和子/JAR 広報部

メディア取材対応や支援者への発信など、日本に逃れてきた難民を支援する活動に関する情報発信を担当している。2012年より現職。

  • 日本の難民保護制度と課題 駒井知会/弁護士

東京大学(学士,修士号取得),オックスフォード大学(修士号取得),LSE(修士号取得)などで国際難民法・国際人権法等を学び、難民支援をしたくて弁護士になる(東京弁護士会所属,マイルストーン総合法律事務所)。
日本弁護士連合会入管問題検討PT等所属。
関東弁護士会連合会「外国人の人権救済委員会」元委員長,同委員会入管PT及び難民PT所属。
東京弁護士会「東京弁護士会外国人の権利に関する委員会」元委員長。
東京女子大学非常勤講師(2017年度、2018年度後期)、
白百合女子大学非常勤講師(2017年度~2021年度)、上智大学非常勤講師(2016年度前期)など

  • 入管法改定案から見る現在の入管制度の課題と収容問題 児玉晃一/弁護士

外国人の権利の問題に高い関心と問題意識を持ち、弁護士として長年支援に携わる。入国管理局に収容されていたカメルーン人男性が体調不良を訴えるも放置され死亡した事件(2014年)や、長期収容されている外国人による集団提訴(2019年)など、収容問題を多数手がける。

  • 日本での難民支援の現状-生活支援の実務 新島彩子/JAR 支援事業部 マネージャー

大学卒業後、民間企業に就職。2001年にアフガニスタン出身の難民申請者が一斉に収容された件をきっかけに約5年間、JARの生活支援スタッフとして勤務。その後、民間企業に勤務しながら、理事として活動に携わり、2016年12月より現職。

  • 日本での難民支援の現状-社会に向けての取り組み 石川えり/JAR 代表理事

1994年のルワンダにおける内戦を機に難民問題への関心を深め、大学在学中、JAR立ち上げに参加。大学卒業後、企業勤務を経て2001年より難民支援協会(JAR)に入職。直後よりアフガニスタン難民への支援を担当、日本初の難民認定関連法改正に携わり、クルド難民国連大学前座り込み・同難民退去強制の際にも関係者間の調整を行った。2008年1月より事務局長となり2度の産休をはさみながら活動。2014年12月に代表理事就任。

  • 難民の話 ビルマ出身の難民の方

※プロフィールの公開は当日まで差し控えさせていただきます。どうぞお楽しみに!

  • 海外の事例から―難民政策が抱える課題と難民支援のこれから:ヨーロッパを中心に(仮)久保山亮/研究者

立教大学・専修大学兼任講師、津田塾大学・東洋大学で非常勤講師
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。ドイツ・ビーレフェルト大学大学院博士
課程修了・Dr.Phil(社会学)取得。
専門は、政治社会学・国際社会学・移住研究
研究テーマは、
①入国管理政策/入管収容制度の存在論
②トランスナショナル労働市場に対する政治社会学的考察
③ドイツ・スイスのローカルレベルでの難民および法的・経済的地位の脆弱な移住者(
東欧からの移住労働者・非正規滞在者)への支援・運動

  • 共生社会に向けた、難民の就労・コミュニティ支援現場のいま(仮) ※調整中
  • 学習支援を通じて見えてくる難民の子どもたちが抱える課題とその取り組みについて 矢崎 理恵/社会福祉法人さぽうと21 学習支援室チーフコーディネーター

日本に暮らす難民等定住外国人の自立支援の活動を続ける「社会福祉法人さぽうと21」で、学習支援室チーフコーディネーターを務める。大学卒業後、JICA青年海外協力隊日本語教師としてフィリピンに赴き、日本語教師としてのキャリアをスタートさせる。40代半ばで、「そろそろ「社会に恩返し」を実行に移さねば」と、働く場を総とっかえ。そんな時にさぽうと21と出逢う。現在は、約100名のボランティア、約100名の学習者と共に「学習支援室」の活動を展開。喜怒哀楽に満ち溢れた日々を過ごす。モットーは「OPEN & SHARE」。キーワードは「想像力」と「寛容性」。2020年より東京都つながり創生財団理事。

どなたでもご参加いただけます

毎回、学生、社会人、主婦(夫)、退職者など、幅広い年齢層の方々にご参加いただいています。職種も、会社員、医療・福祉従事者、法律関係者、NPO/NGO関係者など、多岐に渡ります。 参加の動機も様々ですが、参加者の方にとっては、同じように難民に関心のある方とも知り合える良い機会です。オンラインでの交流会やディスカッションの機会も予定しています。

  • 最近、日本に難民がいることを初めて知りました。日本の制度や受入れはどうなっていますか?
  • ニュースやインターネットで難民に関する問題が取り上げられていました。実際、どのような課題があるのですか?
  • 難民の人と知り合いになりました。私にどのようなことができますか?
  • 難民の人たちは、どのようなことに困っていますか?
  • 難民の人たちは、コロナ禍でどのような影響を受けていますか?
  • 日本は外国に比べ、難民受入れにあまりに消極的だと思います。どうすれば、改善できますか?

このような疑問を持たれている方、ぜひご参加ください!

初めてのオンラインイベントでも安心!

難民アシスタント養成講座は初のオンライン開催のため、初めてオンラインイベントに参加される方もたくさんいらっしゃいますが、初めての方にも快適にご参加いただけるよう準備を進めております。気軽にご参加ください!

どうやって参加するの?

本講座はビデオコミュニケーションツール「Zoom」を使用いたします。イベント直前にZoomのリンクをお送りいたしますので、そちらからご入室ください。参加者様がアプリケーションをダウンロードするなどの準備等は必要ございません。ご利用方法につきましては後日メールでご案内させていただきます。また録画配信も予定しておりますので、リアルタイムで参加ができない場合でも、後日講座を視聴することが可能です。

受講生の声

  • 難民の方について支援する対象という一方的な視点から、同じ日本で生きていく一人の生活者だと認識を変えることができました。(2019年9月修了生)
  • 難民についての知識はほぼゼロでしたが、2日間で様々なことが学べました。今までの疑問が解消されました。(2018年7月修了生)
  • もともと海外での援助活動に関心がありましたが、今回の講座を受講し、国際支援の現場が日本国内にもあるということを知りました。(2020年10月修了生)
  • 難民支援に関わる人々の問題意識や考え方を知ることができたのが大きな実りでした。(2018年7月修了生)
  • 具体的な事例を聞くことができて、自分が何をするべきか考えることができました。(2017年 7月修了生)

概要
日時10/30(土)、11/6(土)全2日間 9:30~17:30(予定)
定員250名
参加費一般12,000円、学生6,000円
締切2021年10月17日(日)
※定員になり次第、締め切り。なお、締切後のお申込みは、テキストの郵送が間に合わない場合がございます。
主催認定NPO法人難民支援協会(JAR)
後援明治大学
注意事項*お申込み後のキャンセルによるご返金はできませんのでご了承ください。一部の講義を除き、講義は収録しますので、後日一定期間ご覧いただけます。
*講座は、インターネット・コミュニケーションシステム「zoom」を使用して開催されますので、ウェブカメラ、マイク付属/内蔵のパソコン、タブレットなどの閲覧機器が必要となります。(スマートフォンでも参加可能ですが、資料等参照しますので、見づらい可能性がございます。)
*受講者のパソコン、スマホ、タブレットPCなどの端末やインターネット環境などの事情により、受講者が当Webセミナーを視聴できない場合、弊会では一切の責任を負いかねます。
*お申込者以外の第三者の方へのリンクやパスワードの情報提供は、ご遠慮願います。
*直前のお申込みは、テキスト発送が間に合わない場合がございますので予めご了承ください。尚、テキストはPDFでのダウンロードが可能です。
お問合せashiyou@refugee.or.jpまでお問い合わせください。
担当:藤代
お申し込み※申込受付は終了いたしました。