活動レポート

この夏の支援について(2023年6月~8月)

昨年末からの来訪者の急増は収まらず、この夏も続きました。来訪される方は連日30~40人で、昨年同期の約6倍となりました。大半は新規に入国された方々です。所持金はわずかで宿泊先がないなど、最低限の生活すら営めない状態での相談が中心です。数週間にわたりホームレスになっている方もいます。来日時の持ち金はすぐに尽き、前日は公園で過ごしたと、疲れ切った様子で来訪される方も少なくありません。日々生き延びるための支援に加え、難民認定を得るための支援も欠かせません。従来の想定を大きく超える多くの来訪者に対して、スタッフ総出で支援を続けました。

難民の方々に提供する食品の小分けをボランティアの皆さまにご協力いただいています。

8月現在、難民申請者が公的支援を受けられるまでの待機期間が大幅に伸びています。約6ヶ月待機している方もおり、JARからの支援などでその間を繋いでいる形になっています。また、以前と比べて家族で来訪される方が増えました。ぐずる赤ちゃんの声や、きょうだい喧嘩の掛け合いを事務所で聞くことも日常です。連日の酷暑と日々の暮らしの過酷さもあり、体調を崩される方が何人もいました。この夏は宿泊先や食料の支援、医療機関への受診支援が非常に多くなりました。

食料や生活物資については、ご寄付や助成を活用して購入するとともに、様々な企業・団体や個人の方からのご寄贈にも支えられています。加えて、2月より事務所でのボランティア活動を再開し、日替わりで難民の方々に提供する食品の小分けをご協力いただけるようになったことにも助けられています。この夏も、多くの困難な状況に置かれた難民の方々に心を寄せ、ご支援をくださりありがとうございます。

【この夏の支援実績】

・事務所や収容所等での相談件数 1,265件

・リモートでの相談件数 874件 (電話やメール、オンラインビデオ通話による相談・支援)

・シェルター・宿泊費提供人数 110人以上 (期間前からのシェルター入居を含む)

・物資の宅配数 104件

【いただいたご支援*】

・ご寄付の総額: 13,934,823円(883件)
*夏の寄付の案内開始(2023年6月15日)から2023年8月31日まで。
なお、同期間にいただいた一部の大口寄付を除きます。

いただいたご寄付をもとに、難民の方々への直接支援のほか、政策提言や広報活動にも引き続き取り組んでいきます。