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活動レポート : 地域社会

新宿区:在住外国人のための災害対応ワークショップ


JARでは2012年春より、関東近郊の各地域に在住する外国人を対象とした「災害対策ワークショップ」を開始しました。この事業を通して、各地域に在住する難民や外国人が、災害についての基礎知識や自助・共助のための具体的な手法を身に着け、災害時に地域に貢献できるよう支援しています。

新宿区・災害ボランティア入門トレーニング

3月3日(日)には、新宿区戸塚地域センターにて、新宿区に住む外国人を対象とした災害セミナーを、一般社団法人ピースボート災害ボランティアセンター(以下、PBV)との共催で実施しました。


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このセミナーには、ビルマ(ミャンマー)出身の難民や、災害時のボランティアに関心のある外国籍の方々が多数参加しました。災害時にボランティアとして貢献できる外国人リーダー育成を目的として行われたこのワークショップでは、講師の合田茂広氏(PBV理事)が、日本の災害の種類や、被災した場合の行動、被災地でのボランティアの参加方法などについて、詳しく説明しました(英語・ビルマ語通訳あり)。


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講義の後には、グループディスカッションも行われ、グループごとに自分たちができることを話し合いました。

「新宿区の10人に1人が外国人。災害時には、60%の人が災害要援護者となると予想されるので、外国籍の住人が支援される側ではなく、支援する側になってほしい」と語る合田氏。
このセミナーに参加したビルマ出身の方は、「自分は日本語が喋れないからボランティアなどできないと思っていた。でも、(今回のセミナーを通して)自分にもできることがあるとわかった」と、災害時にはがれき撤去や炊き出しなどを手伝いたいと話していました。

また、英語話者の参加者からは「今後AEDの使い方や緊急救助の方法などを学びたい」という積極的な声も聞かれました。また、新宿区内にて外国人支援に従事している団体職員は、「今日学んだことを、今後学校などでワークショップを行う際に役立てたい」と語り、このセミナーが今後区内の外国人支援の場で更に活用されていくことが期待されます。

JARは、今後もこのように地域の団体と協働し、在住外国人が災害時に支援者として活躍できるようなトレーニングを提供していければと思っています。

※JARが作成した多言語版災害ハンドブックは、こちらから


(写真 上から)
・講義に耳を傾ける参加者
・講師・合田茂広氏によるワークショップ
・「減災サイクル」についてのグループディスカッション
・グループで話し合うビルマ出身の参加者たち

(2013年3月3日掲載)

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