日本で生活するための情報 / Life in Japan Information

出産と子育て Childbirth and Parenting

妊娠・出産・育児

妊娠したと思ったら、病院で検査を受けます。病院で妊娠していることがわかった場合は、役所で母子手帳をもらうことができます。母子手帳とは、妊娠中、出産の経過だけではなく、生まれた後の定期健診や予防接種なども記録する大切なものです。在留資格に関係なく、妊婦であれば誰でももらうことができます。母子手帳といっしょに、妊婦健診の費用が割引になる受診券ももらいましょう。

出産のとき、国民健康保険か社会保険に入っている人は、保険のなかから出産のための一時金を受け取り、そのお金で出産費用を支払うことができます。保険がなく生活に困っていて病院に入院できない妊産婦の方は、入院助産制度という社会保障を利用できる可能性があります。福祉事務所または市役所の窓口で申請しましょう。

生まれた子どもは、通常3歳まで保健所で無料の乳幼児健診を定期的に受けることができます。保健師による家庭訪問(母子訪問)のときに、予防接種や健診のことを確認しましょう。

出産後の手続き

出産後 2 週間以内に区役所または市役所で手続きをしましょう

  1. 出生届:病院で発行された出生証明書を提出する
  2. その後、生まれた子の国民健康保険への加入手続きをする
  3. 子供医療受給手当(市町村により名称は異なる)・児童手当・児童扶養手当(シングルペアレント対象) の申請をする
  4. 住民票の写しを発行してもらう(300円)(子の出生証明書が受理された後) (A)
  5. 出生届受理証明書を発行してもらう(350円)(B)

※出生証明書の提出と同日に行えます。ただし、いくつかの書類は発行に時間がかかるため、受け取りは後日にな る可能性もあります。郵送で自宅に送ってもらえるよう交渉しましょう。

入国管理局での手続き

出生後 30 日以内に東京出入国在留管理局で手続きをしましょう

  1. 上記 2 つの書類(A、B)を提出する(控えとしてコピーをとっておくとよい)
  2. 子の難民認定申請を行う
  3. 難民認定申請後、在留資格取得申請を行う
    http://www.moj.go.jp/isa/applications/procedures/16-10.html

※ パスポートがなければ、パスポートのない理由を記載した理由書を作成します。

※ 原則として子どもも入管に出頭するのですが、親を代理人として手続き可能な場合もあるので入管に相談しましょう。

※ わからないことがあれば、JARにご連絡ください。

妊娠・出産・育児に役立つ情報サイト

公益財団法人かながわ国際交流財団(Kanagawa International Foundation: KIF)

外国人住民のための子育て支援サイト(動画もあります)

http://www.kifjp.org/child/chart

動画
1.外国人住民のための子育てチャート(12’37")
2.母子手帳ってなあに?(8’02")
3.母子訪問について(7’10")

多文化医療サービス研究会(RASC)

 

ママと赤ちゃんのサポート(12言語)
https://rasc.jp/momandbaby

ママと赤ちゃんのサポート(英語編)
https://rasc.jp/momandbaby/english/

ママと赤ちゃんのサポート(フランス語編)
https://rasc.jp/momandbaby/french/