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活動レポート : 地域社会

川口市:在住外国人のための災害対応ワークショップ

JARでは2012年春より、関東近郊の各地域に在住する外国人を対象とした「災害対策ワークショップ」を開始しました。この事業を通して、各地域に在住する難民や外国人が、災害についての基礎知識や自助・共助のための具体的な手法を身に着け、災害時に地域に貢献できるよう支援しています。

川口市:災害対応ワークショップ

3月16日(土)には、川口市在住の外国人を対象とした災害ワークショップを開催しました。

川口市災害ワークショップの様子
このワークショップには、市内のクルドコミュニティから多数の外国籍住民と子供たちが参加し、活気があるワークショップとなりました。また、川口市危機管理部防災課の職員の方が冒頭で災害訓練の大切さをお話くださり、また、参加者全員に防災用ビスケットを提供してくださいました。

川口市防災課


ワークショップの講師には渡辺氏(ADRA Japan・国内事業部)をお迎えし、地震について、災害の時の行動、災害時の連絡方法などを学びました。ワークショップの冒頭にて、実際の地震の映像が紹介された際には、参加者一同が驚きの表情で映像を見つめ、地震の恐ろしさを実感している様子が見られました。また、J-Alertの緊急警報の音を学び、日本語が理解できなくても大きな災害が来るのを予測できるように指導を受けました。


渡辺氏によるレクチャー

「非常持ち出し袋には何を入れますか?」と講師より質問をされた際には、女性の参加者が真っ先に「赤ちゃんの粉ミルクや食事」と答えるなど、子育て中の外国籍住民が多く在住するコミュニティの特性があらわされていました。

避難所マップを学ぶ女性たち

グループワークでは、川口市の避難所マップを使用して、自分の家や最寄の避難所の位置を確認しました。避難所マップだけではなかなか位置を確認できない参加者も多く、外国籍住民にとっては、慣れない避難所マップの使い方に関する補足の説明や指導が必要であることがわかりました。

災害時の日本語を書きとる参加者
ワークショップ終盤では、日本語講師・内田氏が、「禁止」や「危険」などの標識を交え、緊急の際にすぐに使用することのできる簡単な日本語を指導しました。学んだ漢字を早速災害ハンドブックに書き写し、一生懸命練習する外国籍女性姿も見られました。

 今後も、JARでは川口市内の外国籍住民に向けた日本語教室等を通じて、災害の時に役立つに実践的なワークショップを行っていく予定です。

(写真:上から)
・ワークショップに参加する外国籍住民とその家族
・川口市役所危機管理部防災課職員によるご挨拶
・非常用持ち出し袋の中身について説明する講師・渡辺氏
・川口市避難所マップに印をつける外国籍女性
・災害時の日本語を書きとる参加者


(2013年3月16日掲載)

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