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活動レポート

2019年 夏の支援のご報告

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▲写真:就労支援スタッフによる、事務所でのカウンセリングの様子。

この夏も、皆さまからのご⽀援により、逃れてきた⽇本で頼れる家族や友⼈もなく、⾔葉もわからず、時にはホームレスに陥ってしまう難⺠に対し、法的⽀援・⽣活⽀援のカウンセリングをはじめ、⾷事の提供、関係機関への紹介など、夏を無事に乗り越えるための⽀援を提供することができました。⼼より感謝申し上げます。

夏のご⽀援の呼びかけには、たいへん多くの⽅からご協⼒いただき、2019年6 ⽉末から2019年8 ⽉までの約2か⽉間で、のべ461 名の個⼈・団体の⽅から、800 万円以上のご寄付を頂戴しました。古本でのご寄付なども合わせると総額850 万円以上となります。皆さまからのあたたかい応援を⽀えに、スタッフ⼀同、活動に⼀層取り組んでまいります。
今後もあたたかいご⽀援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

この夏の支援実績(期間:2019年6月1日~2019年8月31日)

・事務所や収容所等での相談件数 674 件
・電話での相談件数 300 件
・シェルター提供⼈数 26 ⼈

この夏いただいたご支援(2019年6月19日*~2019年8月31日)

・ご寄付の総額:8,133,902 円(461 件)
・古本でのご寄付(バリューブックス):455,192 円(265 件)
・古物買取でのご寄付(お宝エイド):23,811 円(10 件)

*夏の寄付の案内開始

総額850 万円以上のご支援をいただきました。誠にありがとうございました。

この夏の活動報告

今年は梅雨が長引き、その後は災害レベルとも言われる猛暑が続きました。通常の支援に加え、雨傘や暑さ対策の物資を提供し、少しでも雨や猛暑をしのげるよう支援を行いました。事務所には平均15人以上の方が訪問していましたが、8月の終わりには新たに相談に訪れる方が急増、連日30人にのぼる方がみえ、スタッフは新しくなった事務所のありがたみを改めて痛感しながら、支援活動に尽力しました。

梅雨の時期の支援
梅雨の間は雨が降り続き、日中すらほとんど日が射さない時期もありました。この時期ホームレスとなった方々は、公共施設のひさしの下や屋根のあるバス停のベンチ、24時間営業のファーストフード店などで雨の夜をしのぎ、日中は事務所で過ごされていました。
JARでは法的支援・生活支援のカウンセリングを行うとともに、食事やシェルターなどの支援を提供しました。

※個人が特定されないよう、以下のエピソードでは仮名を使い、一部内容を編集しています。

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▲写真:日本語クラスで書かれた、七夕の短冊。難民支援協会の事務所でも、季節の移ろいを感じてほしいと、スタッフが七夕の飾りつけを行いました。

七夕に集まった願いごと
就労準備のための日本語プログラムでは、七夕のお願いを短冊に書いてもらいました。「にほんごがじょうずになりますように」「しごとがみつかりますように」覚えたての日本語で書かれた願いが集まりました。プログラムを修了した方々は、企業との就職説明会に参加するなど、就職を目指して努力を続けています。
梅雨が明けると最高気温が30度を超える真夏日が続くようになり、 8月に入ってからは35度を超える猛暑日も続きました。JARを訪れる難民の方の多くはアフリカなど暖かい地域の出身ですが、 今年の日本の暑さはつらく、体にこたえるようでした。少しでも暑さの影響を防ぎたいと、 熱中症対策として塩分タブレットやスポーツ飲料、涼感を得るスカーフ、保冷剤などをお渡ししました。しかし、ホームレスの状況にある方は、こうしたグッズだけでは十分ではなく、日中は涼しい事務所で仮眠をとったり、ぐったりとしている方もいました。

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▲写真:支援者の方が届けてくださったトマト。食事のバランスが偏りがちな難民の方々にとって、貴重な栄養源となりました。

「会えなくなるから会いに来ました」
魚の加工業の仕事が見つかり、地方の港町に行くことになったレイさん。「しばらく会えなくなるから」と、JARのスタッフに最後に会いに来てくれました。
ホームレスを経験し、JARのシェルターでの生活を経て、自立に歩み出したレイさん。支えてくれるJARは自分の「ファミリー」だと、いつもスタッフや支援者の方への感謝を伝えてくれていました。
遠い町に行くことも、誰も自分を知らないところのほうがいいからと言って、不安な様子は見せませんでした。


当会の活動は、皆さまからのご支援により、継続することができます。
今後もあたたかいご関心・ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

(2019年10月9日掲載)

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