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活動レポート

冬の寄付のご報告


▲写真:年間通じて暖かい国から来た方にとって、初めての日本の冬は体にこたえ、5枚着込んでも寒いという方もいます。物資室には支援物資の衣類や防寒具を保管し、選んでいただけるようにしています。

この冬も、皆さまからのご⽀援により、逃れてきた⽇本で頼れる家族や友⼈もなく、⾔葉もわからず、時にはホームレスに陥ってしまう難⺠に対し、法的⽀援・⽣活⽀援のカウンセリングをはじめ、⾷事の提供、関係機関への紹介など、冬を無事に乗り越えるための⽀援を提供することができました。⼼より感謝申し上げます。

冬のご⽀援の呼びかけには、たいへん多くの⽅からご協⼒いただき、2018 年11 ⽉末から2019年2 ⽉までの3 か⽉間で、のべ895 名の個⼈・団体の⽅から、1,600 万円以上のご寄付を頂戴しました。古本でのご寄付なども合わせると総額1,700 万円以上となります。皆さまからのあたたかい応援を⽀えに、スタッフ⼀同、活動に⼀層取り組んでまいります。
今後もあたたかいご⽀援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

この冬の支援実績(期間:2018年12月1日~2019年2月28日)

・事務所や収容所等での相談件数 716 件
・電話での相談件数 437 件
・シェルター提供⼈数 35 ⼈

この冬いただいたご支援(2018年11月26日*~2019年2月28日)

・ご寄付の総額:16,497,900 円(895 件)
・古本でのご寄付(バリューブックス):999,036 円(439 件)
・古物買取でのご寄付(お宝エイド):26,377 円(15 件)

*冬の寄付の案内開始

総額1,700 万円以上のご支援をいただきました。誠にありがとうございました。

この冬の活動報告

都心でも氷点下まで冷え込む日があり、2月には雪が降りました。その寒さの中、日本へ新たにたどりついた人々が連日事務所を訪れました。難民支援協会では、スタッフが難民の方一人ひとりについて、事情を丁寧に聞き取り、日本で生きながらえていくための支援を提供しました。

※個人が特定されないよう、以下のエピソードでは仮名を使い、一部内容を編集しています。

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▲写真:支援者の方が送ってくださった、みかんなどの果物、ツナなどの魚缶、洗剤、歯磨き粉などは大変需要がありました。防寒対策のカイロも人気で、多くの方にとっては初めて目にするものですが、使い方を説明すると嬉しそうに受け取っていかれました。

「こんなに安心できるのは本当に久しぶり」
シェルターに入居することになったロザンナさん。とても嬉しそうな表情を見せ、事務所を出るなり「楽しみだ」と笑顔で繰り返しつぶやいていました。日本語を頑張りたいという気持ちが強く、シェルターに到着するなり、覚えたての「ありがとうございます!」をスタッフに伝えてくれ、日本語で意思を伝えられたことに、とても満足そうでした。シェルターの利用説明を受けると、「こんなに安心できるのは本当に久しぶり。家族と一緒にいるような気分」と笑顔で話してくれたロザンナさん。その表情には安堵と喜びがあふれていました。

あたたかさに包まれた、年末のお楽しみ会
年末には、通常お休みになる週末に、事務所で難民の方のための「お楽しみ会」を開きました。スタッフが寸劇を披露し、みんなで歌ったり、子どもも大人も全員参加でゲームをしたりと、笑顔の絶えないひと時となりました。日頃は切迫した事情を抱える一人ひとりの相談を個別に受けていますが、孤独を特に感じやすい季節に、皆で過ごすあたたかい会を開けたことに感謝しています。

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▲写真:お楽しみ会では、プレゼントを開ける子どもたちの歓声に事務所が包まれました。

インフルエンザの予防接種
今年もインフルエンザが大流行しました。難民申請者の中には、国民健康保険に入れない方も多く、入院や通院の医療代が大変高額になり、支払えなくなるケースがあります。インフルエンザにかかり、重症化しないよう、なんとか感染を避けたいところですが、予防接種を受ける経済的な余裕がない方が多いため、数年前から地域の病院にご協力いただいて子どもたちへの予防接種を毎年行っています。大声で泣く子もいましたが、今年も無事55人に注射を済ませることができました。


当会の活動は、皆さまからのご支援により、継続することができます。
今後もあたたかいご関心・ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

(2019年3月29日掲載)

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