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活動レポート

日本で高齢を迎える難民に向けてワークショップを開催しました

日本に逃れてくる難民が増加するなか、その層やニーズは多様化しています。日本が難民を受け入れ始めてから約30年たち、高齢を迎える方が少しずつ目立ってきました。そこで、JARは新たな取り組みとして高齢の難民やその家族、これから身体の衰えを経験していく中高年の難民に対して、専門家を交えたワークショップを行いました。
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認知症やメタボリックシンドロームと並んで、寝たきりや要介護の3大要因にあげられる「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」。進行すると、立つ、歩く、服を着るといった日常生活にも支障がでる高齢者に多い症状です。
専門家を招いて、ロコモティブシンドロームの予防策を学ぶワークショップを開催しました。座学だけでなく、身体を動かしながら、一人ひとりの身体の状態にあわせてできるトレーニングも指導いただきました。互いの動きを確認する時間もつくり、共通する不安や悩みを抱える難民同士のコミュニケーションの場にもなりました。
参加者からは「これなら私でもできる」「家でも続けたい」という声が寄せられました。事務所への来訪が難しい方に向けて、同様の内容をパンフレットにもまとめました。
また、「なかなか病院にいきづらい」「体力が落ちてこれから働けなくなるのではないかと心配」など、老後への不安について個別に応える相談会も開催しました。

多様なニーズに応えるための体制強化

難民やその家族が抱える具体的な心身の悩みや不安に対して適切なアドバイスができるよう、スタッフ向けの勉強会も開催しました。メディカルソーシャルワーカーを招いて、高齢者向けの医療サービスや保険制度、高齢者特有の症状や支援方法について学びました。難民が自ら情報を得られるように、自立支援を促しつつも、それぞれのニーズに合わせた支援ができるよう、スタッフの能力強化も続けていきます。

*本事業は、日本郵便株式会社による年賀寄附金の助成を受けて実施しています。

(2016年3月31日掲載)

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