本文へジャンプ

トップページ > 難民支援協会の活動 > 活動レポート > 医食住  > 緊急的な状況をどう乗り越えるか-難民に寄り添い、支援しています

活動レポート

緊急的な状況をどう乗り越えるか-難民に寄り添い、支援しています

toki_620.jpg

寒さが厳しくなってきた頃から、早朝、事務所の前で待つ難民の方の姿が見えるようになりました。
日中の待合室は、一晩外で過ごした疲れでぐったりしている方、
うつろで暗い表情の方でいつもいっぱいです。

命を守るために逃れた先での想像すらしていなかった厳しい現実に、
涙してしまう難民の方もいます。私たちは、難民の方が過酷な現実を受け止め、
何とかこの状況を乗り越えられるよう、ともに解決策を考えています。
時には、住む場所が確保できず路上生活を余儀なくされる方もいます。
シェルター(一時的な住居)が手配できるまでは、日中は事務所であたたかい食事をとり、
体を休めてもらい、夜は、お渡しした緊急支援金、食料、
そして、生き延びるために必要な情報を集めた「サバイバル・ハンドブック」と寝袋で、
なんとかしのいでもらうこともあります。
厳しい現実の中でも希望を見失わないよう、できる限りの支援に努めています。

難民の方の苦しみを受け止めることが多い現場ですが、
支援によって変化が生まれることも実感しています。
シェルターに住めるようになり、ほっと安心した表情を見せてくれたとき。
生活が落ち着きしばらくした後、仕事を見つけることができたと明るい声で電話をかけてきたとき―
難民の方が持つ力を感じるときでもあります。

「難民」となる過程で多くのものを失った人たち。
見知らぬ土地・日本で新しい生活を切り開くには、様々な支援が必要です。
私たちは、物やお金を「与える」支援だけでなく、自分の力を活かして生きていけるよう
「引き出す」支援を通じて、難民の緊急的な状態を希望を持って
生きていけるようになることを目指しています。

このような支援は皆さまのご寄付によって成り立っています。
皆さまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

支援事業部 生活支援担当 土岐茂里
〜緊急支援のお願い〜
難民がこの冬を無事に越すことができるように
ご寄付はこちらから

(2014年12月4日掲載)

この記事をシェアする

メールマガジン「JAR便り」

購読する

難民支援の最前線をお届けします。