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活動レポート

生活支援ケースカンファレンスの実施-より適切な支援を目指して

生活支援チームでは、二カ月に一度、外部の専門家を交えたケースカンファレンスを行ってきました。カンファレンスでは、個別ケースへの対応、グループワークの報告・検討、事例を通してのスーパービジョン、最近の生活支援の現場動向、各種イベントについて、などの話し合いが行われました。

カンファレンスには、生活支援担当職員(5名)、インターン(1名)、スーパーバイザーとして外部機関のソーシャルワーク専門家(社会福祉士あるいは精神保健福祉士の資格をもつ大学教員2名)が参加しました。スーパーバイザーからは、職員のキャパシティビルディングのため、国内外のソーシャルワーカーの職能団体による会議・研修や最新のソーシャルワークスキルの動向などに関する情報を提供していただきました。
このような研修や会議に職員が参加することは、職員のスキルアップにつながるだけでなく、個別ケースの問題解決のヒントを得たり、難民支援における制度的な問題などを職能団体に発信し、ソーシャルアクションへと繋げる機会にもなっています。

適切な支援のあり方を求めて

ケースカンファレンスでは、各生活支援担当職員が対応しているケースを提示。今後の支援方向について検討したり、スーパーバイザーより対応策についてアドバイスをいただいたりしています。特に、生活支援の現場では、2013年も引き続き、生活困窮に関する相談や、それによってホームレスとなっている難民申請者からの相談が数多く寄せられます。そのため、毎回のカンファレンスで議題に挙がっています。2013年6月には、1日で18名もの新規相談者が事務所に来訪し、その対応に追われました。そのため、カンファレンスでは、もっとも差し迫った重要課題として、シェルター、食料、衣料、生活費など、生きていくために最低限必要な支援について検討されました。また11月には、行き場のない新規の難民申請者が事務所の待合室で日中過ごし、寒さを凌いでいたことから、シェルターの更なる確保が課題として共有されました。

より適切な支援のあり方を模索していくため、今後も外部の専門家との定期的なカンファレンスを実施していく予定です。

参考 2013年 ケースカンファレンスの概要

1. 7月26日(金)10時半〜12時
・最近の相談状況・傾向(新規ケースの急増とその対応)
・IFSWアジア太平洋会議(フィリピン)の報告
・ケースシェア(単身男性:生活困窮、医療ニーズ等)

2. 9月27日(金)10時半〜12時
・最近の相談状況・傾向(シェルター確保や医療ニーズ増)
・メンタルヘルスに懸念のあるケースへの対応について
・ケースシェア(母子ケース:生活困窮、医療ニーズ等)
・社会福祉士会の研修情報について

3. 11月29日(金) 10時半〜12時
・最近の相談状況・傾向(母子分離・収容について)
・ケースシェア(単身女性:医療ニーズ、メンタルサポート等)
・グループワーク報告・検討

4. 1月10日(金)10時半〜12時
・ケースシェア(①単身男性:生活困窮、医療ニーズ、在留資格等、②単身女性2名:医療ニーズ、国保等の社会保障アクセス)

独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業


(2014年3月31日掲載)

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