家がなく厳しい冬を過ごす難民の話を聞いてください

新しい年が始まり、JARのオフィスには、早速多くの難民の方々が訪れています。
特に現在は、家がない難民の問題が深刻化し、JARのシェルター(一時避難施設)待ちリストには、多くの方々の名前が連なっています。

今年の冬の緊急支援の呼びかけに、すでに大変多くの方々がご寄付をくださっております。
心から感謝申し上げます。ただ、このような緊急事態において、難民を支援していくためには未だ多くのご寄付が必要です。

厳しい冬を過ごす難民への緊急支援は、こちらから

今回は、私たちが支援しているジョンさん(仮名)のお話をご紹介させてください。
(※以下のお話は、年末に支援者の皆さまにお送りさせていただいたものですが、大変多くの反響を頂いたため、この度ウェブサイトにも掲載させていただいております)

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この冬日本に来日したジョンさんは、家がなくシェルターの空きを待つ難民の一人です。
初めての面談の時にも、厳しい表情で「(日本での生活が)こんなはずではなかった」と、繰り返すジョンさん。
東京の寒さがこれほど厳しいとは想像もしていなかったといいます。しかもホームレスとなれば、なおさらです。
「問題は、家がないということ。寒くてぜんぜん眠れていないし、体調もどんどん悪くなっている」
と、今の生活の苦しさを訴えます。

ジョンさんの他にも、シェルターにつながることのできていない難民の方々は口をそろえて言います。

「寒くて体が痛い。このままだと寒さで死んでしまう」と。

先日、やっとジョンさんはシェルターに入居できることになりました。
ぎりぎりまで、ジョンさんが入居できるかはわからなかったのですが、
この朗報を伝えた際、ジョンさんは、あいまいな表情をして、少しの間沈黙になりました。

担当のスタッフが、どうしたのかなと思っていたら、
「なんと言ったらいいのか言葉がない。本当にありがとう」と、ぼそぼそっと語るジョンさん。
今日の面談で「きっとまた同じこと(シェルターにはまだ入れないということ)を言われるのだろう」と思っていたからこそ、予期せぬ朗報に余計に安堵感を感じたようでした。

すべての難民をシェルターにつなげることのできない心苦しさを抱えながらも、
私たちは、毎日できるかぎり多くの難民の方と直接会い、話を聞き、ニーズを理解し、
できる限りご本人に寄り添いたいと思い、活動を続けています。

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日本での初めて冬を、家族も、頼る人もなく過ごす難民がいます。
厳しい寒さに耐え、孤独に年を過ごす難民を支えるために、
引き続き、ご寄付をお願いいたします。

(写真1:難民が住むアパートの一室)
(写真2:シェルターまでの行き方を教えてもらっている難民)

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物品寄付は、あらかじめお問い合わせ下さい
支援の現場を知りたい方はこちらのイベントにぜひご参加ください