設立10周年を迎えました!

2009年7月17日

本日2009年7月17日で、
難民支援協会(JAR)は設立10周年を迎えました!

1999年の設立から10年の間に、難民申請者数は急増。昨年2008年は過去最高数を記録しました。ほか、数多くの事件や初の法改正もあり、JARと日本にいる難民をとりまく状況は大きく変化してきました。

10年前は1人しかいなかった常勤スタッフも、今では10数名となり、狭く暗いビルの一室からスタートした事務所は、今では広さは10倍に、そして難民のための個別相談室も備えた事務所となりました。

記念として、設立当初からJARを知る難民、前事務局長、そして現事務局長からのメッセージをご紹介いたします。



(イラク出身難民 スミコ・バランさん)


「JAR設立日の翌日、私の最初の仕事は、ボランティア希望者の面接対応でした。常勤者が一人の中で、『ボランティアの方の協力無しには、JARはなりたたない』と考え、3つの新聞社より設立のことや代表理事の思いを取材をしてもらい、ボランティア募集の記事を発信してもらいました。早速1ヶ月ぐらいで、総勢30名近くの申し込みがあり、お一人ずつ面接の中で、希望した動機や思いとともにJARで生かせることや専門性を確認しました。早速、印刷作業のボランティアや翻訳・通訳のボランティアなど、幾つかのチームも発足し、入れ替わり立ち代りボランティアの方が作業やミーティングに来てくださいました。

今では、各専門スタッフが常勤で迅速に対応できる状況になってきていますが、現在もなお、様々な分野でボランティアやインターンの方の活躍や強力を得て活動が成り立っています。

『保護費』打ち切りの問題など、まだまだ取り組んでいかなくてはならない課題は山積みですが、今後も多くの方の参加を得て、より充実した支援体制を構築し、これからも起こりうる危機を乗り越えられる団体に成長していきたいです」

(前事務局長 筒井志保)



(10年間の思い出について歓談するスミコさんと筒井)

「日本では、この10年で難民申請者数は10倍以上を記録し、認定数も増えました。法改正も行われ、日本の難民についてメディアでも頻繁に取り上げられるようになり、認知度は確実に高まっています。その変化を後押ししてくださったのは、難民に理解を示し、JARの活動を支えてくださった支援者の皆様の存在があるからだと思っています。ありがとうございます。

その変化の一方、難民ひとりひとりに目を向けてみると、「自立」「安心」という状態までにはいくつかの乗り越えるべき壁があり、現在も「保護費」という最低限のセーフティネットが得られなくなってしまった難民のために、慌しく対応する毎日ですが、これまで着実に積み重ねてきた成果と変化があったことも思い出しつつ、難民が希望の光を見出せるよう一層努力していきます。

今後とも皆様のあたたかいご協力とご支援を、どうぞよろしくお願い申し上げます」

(事務局長 石川えり)


*「保護費」打ち切りにつきましては、こちらのサイトをご覧ください。