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[冬の寄付:ご報告]無事に冬を越すことができました

セーフティネットからこぼれ落ち、最低限の衣食住もままならない状況に置かれた難民にとって、冷え込む冬は最も厳しい季節です。昨年12月から2月末までの間に難民支援協会(JAR)に相談にみえた方は184人。その多くは「泊まる場所がない」、「しばらく食事をとっていない」など、困窮を極めていました。緊急支援の呼びかけに対して、個人・企業・団体の皆さまから716件7,899,091円のご寄付(2014年12月1日〜2015年2月28日)、加えてクラウドファンディングのREADY FORを通じて133人の方から1,421,000円のご支援をいただき、最低限の衣食住を支えるべく奔走しました。3月に入って徐々に気温も上がり、最も緊迫した状況は乗り越えられる見込みです。ご支援くださった皆さま、誠にありがとうございました。

最低限の衣食住と生き抜く力を支える

冬場の困窮は肉体的にも精神的にも特に大きな負担がかかります。迫害から逃れてたどり着いた日本で、頼る先もなく途方にくれ、ようやく見つけた支援団体。多くの方は、「これで助かった」と期待を抱いて訪れます。残念ながら、その期待は最初のカウンセリングで打ち砕かなくてはなりません。日本で難民認定を受けられる可能性の低さ、結果を待つ間の生活の厳しさ...。泣き出してしまう方、頭を抱えて黙りこんでしまう方もいらっしゃいます。決して簡単に受け止められる現実ではありませんが、状況を受け入れ、覚悟を決められるよう、一人ひとりに寄り添いました。その上で、まずはこの冬を少しでもあたたかく乗り越えられるよう、衣食住の確保に努めました。

アパートの一部を借り上げて用意したシェルターは常に満室。体調を崩している方、女性や未成年など、路上で過ごすことが特に危険な方には、皆さまのご寄付で何とか安宿を手配できましたが、なかには、数週間の路上生活に耐えた方もいます。その間、あたたかい食事や仮眠を事務所でとっていただき、また、心が折れないようにカウンセリングを重ねて支えました。支援の様子はテレビ東京「Newsアンサー」で紹介されています。ご覧ください。
Newsアンサー「日本で急増の難民 しかし...」
こちらから

自立した生活を切り開いていけるように

皆さまからのご寄付に支えられ、この冬も何とか凍死者を出さずに冬を越すことができました。しかし、いま提供できているのは最低限の衣食住です。防寒着はお渡しできても、替えの下着は提供できなかったり、宗教上の理由で食べられるものに制限がある方に対して、配慮した食事を用意できなかったりと、尊厳を守るために必要な衣食住は、十分ではありません。引き続き、皆さまにお力添えいただき、支援の輪を広げていくことで、季節を問わず、充実した緊急支援を届けられる体制を整えたいと考えています。
そして、一時的に物やお金を与える支援だけでなく、一人ひとりの持つ力を引き出した先に、生活を切り開いていける土壌を社会に作ることも大切です。先日は、難民と企業をマッチングする合同説明会を開催しました。約30人の難民と、難民を人材として雇用することを考えている企業12社が参加。活気に満ちた会場を見て、難民の方が持つ力と可能性をあらためて感じました。JARはこれからも、難民が日本で尊厳を持って生きていける社会を目指して尽力します。今後とも、皆さまの応援をどうぞよろしくお願いいたします。

1日100円から-難民スペシャルサポーター募集中
継続的なご支援が日本で一歩を踏み出す大きな力になります
ご参加はこちら

(2015年3月19日掲載)

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