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[冬の寄付:ご報告]春まであと一歩です

逃れた先の日本で凍死などあってはならない-

今年の冬も、難民支援協会(JAR)は、日本に逃れてきた難民がセーフティネットから抜け落ちないよう、越冬支援を行ってきました。しかし、難民申請者の急増にともない、JARに助けを求める方々は途絶えず、今年も「ホームレスは出さない」というスローガンを下さざるを得ない、厳しい冬となりました。東京でも20センチを超える積雪があり、難民のサバイバル生活はさらに困難を極めました。

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少しでも温かく過ごしてほしい、決して凍死などあってはならない、という思いで呼びかけさせていただいた緊急支援のお願いに対して、個人・企業・団体の皆さまから612件・6,683,241円のご寄付をいただきました(2013年12月1日〜2014年2月28日)。まだ寒さが残る東京ですが、現在、JARに来る相談者で家がない方には、シェルターの手配ができています。なんとか凍死者を出すことなく、今年の冬も越せそうです。支えてくださった皆さま、誠にありがとうございました。

寒空の下でのサバイバル

この冬、難民の方からJARに寄せられた生活相談は195件。その多くが、

「どこにも行くところがない」
「あまりに寒くて、これ以上、外で夜を過ごせそうにない」
「所持金が全くない」
「食べるものがない」

といった、緊急支援を要するものでした。
心苦しくも、JARの財政基盤では、寝床を必要とするすべての方にシェルターを手配することはできず、シェルターが満室の時は、数週間に渡るホームレス生活に耐えていただかざるを得ませんでした。相談者の中には、逃れた先のあまりに厳しい状況に打ちひしがれ、感情的になる方、泣いてしまう方もいます。生活支援担当スタッフによるカウンセリングを通じて、その方が少しずつ目の前の現実と向き合い、一緒に前に進んでいけるよう、一人ひとりに寄り添った心のケアを行いました。また、過酷な現実をなんとか乗り越えるために、寝袋・緊急支援金・サバイバルハンドブックをお渡しし、日中はJARで食事や仮眠をとっていただきました。

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越冬のための、さまざまな物品のご寄贈もいただきました。レトルト食品・お米・冬服・防寒グッズなど、温かく過ごすにはどれも欠かせないものです。ニーズに合わせて呼びかける度に、多くの方が迅速にご協力くださいました。ありがとうございました。

「JARでもらった冬服で、慣れない寒さを何とかしのげます。この冬、服を贈ってくださった方、
寄付くださった方、本当にありがとうございます」20代アフリカ出身女性

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(*メッセージと写真は別の方です)

本当の「春」が迎えられるように

皆さま一人ひとりのご支援に支えられ、私たちはこの冬も活動することができました。これから少しずつ温かくなりますが、難民の先の見えない苦しい生活は、四季を問わず続きます。難民申請の結果が出るまでの期間は平均2年以上、長い方は5年以上。結果を待つ間、十分なセーフティネットはなく、多くの難民が孤独で先の見えない状況に置かれています。

それでもさまざまな困難を乗り越え、日本社会でたくましく自らの人生を切り開く方もいます。皆さまからの支えと励ましは、日本で一歩を踏み出す大きな力となります。

JARはこれからも、日本に逃れてきた難民への支援とよりよい難民保護の実現に向けて、皆さまとともに尽力していきます。今後とも、皆さまのあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

1日50円から-継続支援を募集しています。
ぜひ、難民スペシャルサポーターになってください。
難民スペシャルサポーターについてはこちら

(2014年3月12日掲載)

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