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「海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders」出版記念イベント開催

*本イベントの詳細はこちらから
*レシピ本「海を渡った故郷の味 Flavours Without Borders」についてはこちらから


2013年3月12日(火)には、Cafe & Meal MUJI 南青山にて、「海を渡った故郷の味」出版記念イベントを開催しました。本イベントには、既に本をご購入いただいた方や、初めてレシピ本のことを聞いた方を含む計48名の方々がご参加くださいました。本に掲載されているレシピをCafé&Meal MUJI南青山の店長がイベント用にアレンジしてくれた限定メニューを囲みながら、終始にぎやかなひと時となりました。

[写真:多くの参加者の前で事務局長石川が挨拶]

(写真:事務局長石川よりご挨拶)

料理を通して参加者同士に新たなつながり

[写真:料理を囲んで歓談する様子]
料理を切り口としたこのイベントには、以前から日本の難民問題に関心があった方だけでなく、世界の料理に関心がある方、または料理教室でイベントを知っていらした方など、「料理」という共通の興味でつながる多様なバッググラウンドの方が参加されました。アットホームな会場の雰囲気に包まれながら、和やかな出会いの空間が生まれました。

(写真:料理を囲んで歓談する様子)


Café&Meal MUJIによるイベント限定メニュー

料理写真

イベントに合わせて、Cafe & Meal MUJI 南青山の店長が腕をふるって、イベント限定メニューをご提供くださいました。本に掲載されているレシピを、季節の旬の食材を使ってアレンジしていただき、以下の4種類の「海を渡った故郷の味」がテーブルに並びました。


1. 鰆のスパイシー揚げ:(レシピ本 32ページ)サンマのスパイシーフライ(バングラデシュ)をアレンジ
2. 南部鶏と江戸菜のカレー:(レシピ本 52ページ)鶏肉と小松菜のカレー(チン)をアレンジ

3. 雪下人参のヨーグルトサラダ:(レシピ本 14ページ)キュウリとヨーグルトのサラダ(クルド)をアレンジ (このレシピは、専用ウェブサイトから立ち読みできます。PCでページを開いていただき、本の画像下の「立ち読み/Browse」という青いボタンをクリックしてご覧ください。)
4. 大長レモンのドレッシング カラフルサラダ ・・・(レシピ本 10ページ)さっぱり味のカラフルサラダ(アゼリ)をアレンジ

料理はどれも大好評ですぐになくなり、急遽おかわり分を出していただくほどでした。「どれも食べやすくて美味しいです!難民の方のレストランはないですか?」と参加者から嬉しいお声をいただきました。おいしい料理を囲み、参加者の満面の笑顔が会場に溢れました。

(写真上:鰆のスパイシー揚げと南部鶏と江戸菜のカレー)
(写真下:雪下人参のヨーグルトサラダと大長レモンのドレッシング カラフルサラダ)

難民ゲストスピーカーによるレシピの裏話

会場が盛り上がってきたイベント中盤には、レシピ本にご自身の家庭の料理をご提供いただいた、イラン出身の方、ミャンマー出身のヌエさんにゲストスピーカーとしてご登壇いただきました。難民になった経緯や、日本に来てからの苦労話、そして料理に込められた思い出などをお話いただきました。参加者は、難民の方のお話やその人柄に惹きこまれ、レシピに込められた難民の想いを感じ取っているようでした。

命の危険を感じ逃れてきた難民にとって、安全な日本にいるとはいえ、自身の名前や顔を明かすことは大変勇気のいることです。難民から直接話を聞く機会が限られていることもあり、参加者の方々は大変熱心にお二人のお話に耳を傾けていました。歓談の時間には、お二人の周りにもっと詳しくお話を聞きたいというたくさんの方々が集まりました。

(写真:参加者に向けて話すヌエさん)


海を渡った故郷の味を、多くの方に知っていただくために

イベントの最後には、大学生により開始された新しい取組みについて紹介しました。

[写真:取り組みを説明するシャン・カイさん]シャン・カイさんは、他大学の学生とも協力して、Meal for Refugeeというプロジェクトの立ち上げに関わっています。シャンさんは、実はご両親がミャンマー・チン民族出身の難民で、日本生まれの難民2世。現在関西学院大学に在学中です。

Meal for Refugeeは、レシピ本に掲載している一部メニューを学食で導入し、食べることを通じて難民のことを知ってもらい、また売上の一部が難民支援にもなるという意欲的な取組みです。現在、関西、関東の5大学に通う学生たちが、それぞれの大学でMeal for Refugeeプロジェクトを進めています。イベントでは、素敵なロゴがお披露目されました。レシピ本を通じて、さらに多くの方々に 「料理」を切り口として難民を知っていただく様々な取組みが始まっています。このイベントに参加された方々からは、「これはきちんと伝えていかなくてはいけないと思った」、「レシピ本のことを周りの人に伝えたい!」という感想をいただきました。

Meal for Refugeeロゴ参加者一人ひとりから、自分にできる形で関わっていきたいという高揚感と前向きさが感じられるイベントとなりました。今後も、様々な切り口から日本に難民がいることをご紹介し、多くの方に関心を持っていただけるよう活動を続けていきます。
*Meal for Refugeeのfacebookページができました!是非応援お願いします。


(写真上:取り組みを説明するシャン・カイさん)
(写真下:Meal for Refugeeのロゴ)

© 難民支援協会/Photos by Antony Tran

(2013年3月12日掲載)

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