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「二重の迫害」に遭う難民を助けるために


6月から呼びかけている緊急支援のお願いに、8月22日現在、171件の個人・団体の方々からご寄付を頂いております。皆さまから頂いたご寄付は、難民支援協会(JAR)に助けを求めてきた難民の支援のために使用させて頂いております。
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難民の受け入れを積極的に行っている他先進国の多くは、庇護希望者に対して迅速な経済支援やシェルターの提供が行われます。しかし、日本では難民申請者の増加にともない、公的支援の申請をしてから実際に受給するまで1ヶ月以上も待たされるケースが少なくありません。

今回は、JAR支援事業部の川勝による現場のレポートを通して、JARが行っている住居提供支援活動の様子をご紹介します。

「二重の迫害」に遭う難民を助けるために -支援事業部 川勝の話-

「政府からの迫害を逃れるために日本に来たのに、これでは拷問と同じだ。」
来日後すぐに日本政府に対して難民認定申請をしたものの、公的支援の審査の長期化によりホームレス状態に陥った難民が語った言葉です。拷問や暴力といった迫害から逃れて来たはずの日本で経験するホームレス生活、「二重の迫害」と呼ばれる現実が日本にあるのです。

難民支援協会(JAR)が把握しているだけでも、8月中旬現在、10人の難民が公園や駅のベンチ、24時間開いているファーストフード店のテーブルで夜を明かしながら公的支援を待っています。

このような状況の中、JARは他団体との協力し、来日直後で住居のない難民へのシェルターの提供、食糧や生活物資の提供や緊急支援金の支給、医療費が支払えない難民に対する協力医療機関での無料での受診調整など、最低限のセーフティネットを確保するための支援を行っています。

慣れない外国でのホームレス生活を強いられ、JARに助けをもとめてやってきたアフリカ出身の難民を連れて、シェルターの一室に着いた時に、彼が見せたホッと緩めた表情が、今も忘れられません。このようなシェルターは、単に雨風をしのげる場所ではなく、難民にとっては母国での辛い迫害の経験や日本での路上生活の苦しさから離れ、心から安心できる場所となっています。
(文:支援事業部部長 川勝健司/写真:住居案内をする川勝 [右])
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<関連記事>
*引き続き増える緊急支援へのニーズ (7月3日掲載)
*緊急支援を求める家族(7月18日掲載)
*緊急支援の現場から(7月26日掲載)

(2012年8月23日掲載)

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