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[復興支援速報]緊急支援から復興支援へ

写真:女性支援の様子難民支援協会(JAR)は4月から今日まで、東日本大震災に対応し、多くの避難所や仮設住宅を訪れ、それぞれの場所に、その時必要な物や情報を提供してきました。

これまで、多くの皆さまからご支援いただきました。また、JAR主催のボランティア派遣を通じて、被災地での活動に直接関わってくださった方々のお力にも支えられてきました。この半年、ご協力くださった皆さまには心より感謝いたします。

活動の立ち上げから関わっている現地スタッフは、この半年弱、ほぼ毎日、花巻から沿岸までを往復し、被災地で活動してきました。

4月の活動立ち上げから関わっているスタッフの中山は、話します。

「4月1日、街は瓦礫に覆われ、通行することができない道路がいくつもありました。ふと空を見上げると、上空に100羽を超えると思えるような、たくさんのカラスが飛んでいました。その時の様子は、この事業を行っていくうえで、僕の中に象徴的な情景として残っています。

そして9月1日、瓦礫の大部分は撤去され、ほとんどの道路は通行できるようになりました。瓦礫のどけられた土地には、雑草がたくましく生い茂っていました。空は青く澄み、あの時のカラスはもういませんでした。

風景は変わりました。しかし、そこに住む人たちは変わったのでしょうか?あの時、多くの被災者を捉えていた不安と恐怖から解放されたのでしょうか?」

心の内にある不安や恐怖はすぐに解消されるわけではなく、「復興」といっても簡単ではありません。それでも今、被災地は復興への歩みを進めようとしています。住環境は避難所から仮設住宅へ移りました。街の瓦礫撤去は進み、道路は通行可能となりました。電気は使えるようになり、水道の蛇口からは水が出るようになりました。

そして、被災地の方々は、それぞれの道を一歩ずつ踏み出しています。その困難を生き抜こうとする気持ちを後押しできるよう、JARも何か少しでも出来ることがあればやっていくという思いでいます。

写真:花巻の光景JARの活動は、今まで行ってきた「緊急支援」から、被災地の復興・被災者の人びとの自立を目指した「復興支援」へと移っていきます。その中で、これまで実施してきた「難民と行う被災地ボランティア派遣」、「弁護士による法律支援」・「女性支援」「外国人支援」を継続するとともに、将来の自立的な復興に向けたコミュニティの再生を主軸とし活動していきます。

今後の活動についても、ホームページ等でご報告してまいります。引き続きご関心、ご支援をお願いします。

(写真上:女性支援の様子・マッサージを受ける女性を囲んで)
(写真下:JAR事務所がある花巻での風景・稲穂の実る田んぼと野焼き)

(2011年9月13日掲載)

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