講座・イベント
オヤ・カフェ〜難民から学ぶ世界の文化〜
*イベントの報告はこちら
今回は、スペシャル企画として、岡田美里さんの新しいアトリエにて開催します。当日は、美里さんのオリジナルブレンド紅茶と焼き菓子をお召し上がりいただけます。オヤのご紹介とともに、美里さんから近況の活動についてもお話しいただきます。
---
『オヤ(Oya)』を知っていますか?
トルコ、クルド地域の女性たちに伝わる伝統的なレース編みで、その繊細さ、美しさから、世界的にも知られています。
オヤは、彼女たちが髪を覆い隠すためにかぶるスカーフの縁などに飾る色とりどりの花や果物のモチーフであるとともに、女性にとって気持ちを表現する「言葉」でもあり、幸せや喜び、悲しみなどの思いが込められています。たった針1本から生み出されるその可憐さや手作りのあたたかさに最近、日本でも注目が集まりつつあります。
「オヤカフェ」は、オヤと、オヤを作る女性たちの文化に触れることができるカフェイベントです。
実は、カフェでご紹介するオヤを作るのは、日本に『難民』として逃れてきたクルド民族の女性たち。
孤立しがちな彼女たちと社会とをつなげる糸口を紡いでいるのが、オヤづくりなのです。
様々な苦難を乗り越え、日本での自立を目指す女性たちが思いを込めて編んだオヤ、また、世界の文化、日本と難民についても触れることのできるカフェに参加してみませんか?
*過去の様子はこちら
*クルド難民女性への「オヤ」を通じた自立支援事業についてはこちらを
日時 | 2013年5月15日(水)11:00-13:00 |
---|---|
場所 | 北欧ヴィンテージと子供雑貨ジャムオブワンダー |
参加費 | 1,500円(飲食代込) |
定員 | 10名 |
お問い合わせ | 担当:松本、田中 |
今回のオヤ・カフェは、スペシャル企画として岡田美里さんに協力をいただき、岡田さんのお店「北欧ヴィンテージ食器と子供雑貨ジャムオブワンダー」にて開催されました。
店内は素敵な北欧の食器・雑貨に囲まれたアットホームな雰囲気。岡田さんがブレンドされた紅茶やお菓子をお楽しみいただきながらのイベントは、スタッフも思わずうっとりとしてしまうようなひと時でした。
参加された方々は、オヤのデザインそのものだけでなく、作品に込められた意味、製作者であるクルド難民の女性たち、ひいては日本にいる難民の方々全般にも興味・関心を寄せてくださり、多くのご質問・コメントをいただきました。また、岡田さんもご自身の活動についてお話ししてくださり、参加者の方々も興味深く聞いていました。
イベントの最後には、参加者の方々にクルド難民の女性たちへのメッセージを書いていただきましたが、こうして会を重ねる毎に支援の輪が広がり、更なる支援へとつなげていけたらと思っています。オヤ・カフェは今後も定期的に開催しますので、今回参加できなかった方も、ぜひ、美しいオヤを見にご参加ください。
最後に、すてきな会の場を用意してくださった岡田美里さん、ジャムオブワンダーのスタッフの皆さまに感謝申し上げます。
この記事をシェアする
メールマガジン「JAR便り」
難民支援の最前線をお届けします。