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活動説明会:難民認定を受けるまで〜難民の方とプロボノ弁護士が登壇

母国での迫害から日本に逃れてきた難民の方が通らなくてはいけないのが難民認定のプロセス。しかし、制度を知らなかったり、どのように書類を用意すべきかわからなかったりと、難民の方にとっては大きな壁です。加えて、日本では、難民申請者が急増する一方、難民として認められる方は少ないのが現状です。

3月の活動説明会では、難民認定を受けたアフリカ出身の難民の方と、プロボノとして携わった弁護士(モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所/伊藤見富法律事務所 寺澤先生)をゲストとしてお迎えし、難民支援協会(JAR)の法的支援スタッフを加えた三者の対談により、申請手続きの課題と支援の取り組みを紹介しました。


当日の様子

スペシャルゲストを迎えたこの活動説明会では、30名近くの方々にご参加いただきました。JARでは、昨年より法律事務所(三法人)に正式なプロボノパートナーとしてご協力いただき、特に専門的な法的支援が必要とされる難民のケースを紹介しています。

JARのプロボノパートナーであるモリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所/伊藤見富法律事務所 寺澤氏は、難民認定をされるには「客観的に迫害を受けたことを示す証拠」が不可欠と語り、日本の難民認定基準の厳しさや、インタビューにおける様々な制度的な課題などをわかりやすく説明してくださいました。

これまで500件に及ぶ法的支援に携わってきたJARの法律支援スタッフの田多は、多くの難民申請者の申請期間が数年に及ぶ中、このように迅速に難民認定が出るケースはとても稀であると語りました。今回の認定の報告を受け、最初は信じることができなかったとその驚きを語りました。

ゲストの難民の方には、祖国での迫害から国外脱出の経験、そして申請期間中の日本での生活についてお話いただきました。祖国で、心身共に言葉では表し切れないほどの迫害をうけ、奇跡的に脱出し、日本へと逃れてきた様子を語る難民の方。本人にしか語ることのできないストーリーに、会場は真剣なまなざしで聞きいっていました。

慣れない日本での葛藤やとまどい、また金銭的な困窮の中で、いかにJARや弁護士の方々のサポートが助けとなったかを語り、「言葉で表せないほどの感謝をしている」と語りました。難民認定を受けるのが非常に困難な日本で、晴れて難民として認められた自分は「幸せ者だ」と言い、いつか日本で苦しんでいる人たちを助けるための団体を立ち上げたいというご自身の夢を語る難民の方の笑顔はとても晴れやかで、会場の注目を惹きつけていました。

登壇の後には、会場からの質疑応答の時間となりました。「自分が働く弁護士事務所でもこのようなプロボノの活動を広めていきたいがどうしたらいいか」、「祖国で迫害を受けた難民の方の心理的なケア、または、支援をする方々へのサポートなどはあるのか」などの質問が挙げられました。活動説明会終了後の懇親会にも多くの方々が参加してくださり、登壇者と更に親睦を深めました。


参加者の声

●「貴重な説明会でした。法的支援の真髄を紹介して頂いた気がします」(50代・男性)
●「法的支援の活動内容がよくわかりました。(今日の難民のゲストスピーカー)のような条件がそろってようやく難民認定が得られるという現状に改めて問題を感じました」(20代・男性)
●「入管の資料に、日本語訳添付が必要なことに驚きました」(女性)
●「行政書士として近日中に登録予定です。入管業務ができるようになったら、協力したいです」(40代・女性)
●「内容の濃い素晴らしい会でした!」(20代・女性)

今月のスピーカー

寺澤 幸裕氏(モリソン・フォースター外国法事務弁護士事務所/伊藤見富法律事務所)
認定を受けたアフリカ出身難民の方
田多 晋(難民支援協会 法的支援担当)

参考:難民支援協会の法律事務所とのプロボノ強化の取組に関して


概要
日時2013年3月27日(水) 19:00‐20:30
場所

渋谷女性センター・アイリス(渋谷区桜丘町23-21)
渋谷区文化総合センター大和田8階、渋谷駅から徒歩5分

参加費

1,500円 
難民スペシャルサポーターの方 1,000円)

定員40名
お申込み

こちらのフォームよりお申し込みください。

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