本文へジャンプ

トップページ > 講座・イベント > [シンポジウム]震災後の情景と私たち

講座・イベント

[シンポジウム]震災後の情景と私たち

*報告はこちら  *難民支援協会の緊急支援・復興支援活動はこちら

震災が起きて、もうすぐ1年が経とうとしています。「復興支援」のその先を見据えて、今後私たちは何ができるのでしょうか?

難民支援協会(JAR)は、3月末に開始したJARの支援活動を皆さんと共有し、震災後のこれからについて、考え、語り合うシンポジウムを開催します。

第1部では、現場に関わってきた専門家や現地関係者からの活動報告、
第2部では、事業報告を踏まえた上でどんな今後が描けるのかを一緒に考えてゆくプログラムとなっています。

陸前高田市のグッズ(ステッカー、キーホルダーなど)販売も予定しています。

多くの参加者の皆さまにお会いできることを楽しみにしています。

*お申込はこちら

プログラム概要

1部 活動報告

なぜJARが被災地支援をはじめたのか?

石井 宏明 / JAR常任理事・復興支援活動 統括

難民がつないだJARと被災地

ビルマ難民 / 陸前高田市にてボランティア参加
クルド難民 / ビデオレター:私が被災地支援に参加した理由
中山 大輔 / JAR復興支援活動 現地統括

ボラセンの宣伝、させてください!

萩原 史 / 陸前高田市災害ボランティアセンター活動主任

外国人被災者就労支援の現場から

佐々木 クリスティン / フィリピン出身、陸前高田在住
紺野 クリスティ / フィリピン出身、気仙沼在住
増田 麻美子 / 日本語教師
田中 志穂 / JAR外国人被災者就労事業担当

2部 パネルディスカッション

「復興支援」のその先

[パネリスト]

橋詰 琢見 / 桜ライン311代表・陸前高田市青年団体協議会会長
萩原 史 / 陸前高田市災害ボランティアセンター活動主任
児玉 晃一 / 弁護士
五十嵐 ゆかり/ 聖路加看護大学助教・助産師

ビデオレター:桜ライン311植樹現場から

[モデレーター]
石井 宏明 / JAR常任理事・復興支援活動 統括

モノローグ〜私が見たい陸前高田

中山 大輔 / JAR復興支援活動 現地統括

概要
日時2012年2月26日(日) 13:30-16:30 (開場 13:15)
場所

イグナチオ教会 岐部(きべ)ホール 4階 404(千代田区麹町6-5-1)
JR/地下鉄 丸の内線・南北線 四谷駅 (徒歩3分)

参加費

1,000円(資料代含む:雑誌「賃金と社会保障」抜刷
難民スペシャルサポーターは無料

主催認定NPO法人 難民支援協会
お申し込み方法

こちらから

お問い合せ先

難民支援協会(JAR)田中・松本 03-5379-6001
info@refugee.or.jp

報告

今回のシンポジウムは震災後1年が経とうとしている今、これまでのJARの活動報告と今後の展望を考える目的で企画され、70名以上の方が来場しました。被災地で活動した経験を持つ来場者も多く、登壇者との活発な議論が交わされました。

第一部ではJARがこれまで行ってきた支援活動について、当事者の視点から報告を行いました。まず、JAR常任理事石井より、震災直後より、難民の方から「自分たちも被災地の力になりたい」という声が多く寄せられ、その声に後押しを受けJARが支援活動に取り組むことになった経緯を紹介しました。

そして、実際に被災地に行った難民の方がインタビュー形式で被災地でのボランティアの経験を発表しました。「日本は必ず復興できると信じているので絶対にまた被災地を訪れたい」と語る彼の話に皆聞き入っていました。
ボランティアセンターの萩原氏は陸前高田市の被害状況や運営体制、今後必要とされる支援についてお話ししました。加えて、最近の動きとしてネットワーク協議会の取り組みも紹介されました。
また、外国人被災者就労支援の報告として、ヘルパー2級の資格を取得し介護施設に就職したフィリピンの女性と日本語指導担当した増田氏が、これまでの奮闘を振り返りました。毎日の暮らしもままならない中で日本語の壁を越え猛勉強の末に資格を取得した2人の話に皆感嘆しました。

第二部のパネルディスカッションでは、「『復興支援』のその先」と題し、専門を異にする4人の方が登壇し、それぞれの活動と今後のビジョンについてお話ししました。橋詰氏は津波の衝撃を風化させまいと沿岸に桜の木々を植える「桜ライン311プロジェクト」にこめた思いを語りました。五十嵐氏はニーズに合った物品の配布や女性特有の健康被害や性被害に注意を呼びかけるなどの活動を紹介。被災地の弱者である女性に特化した活動の重要性を話しました。弁護士の児玉氏は被災者の方が気軽に法律相談ができるようにと試行錯誤をしながら活動した様子をお話ししました。そして、作成された紙芝居を会場でも実演をし、来場者からは拍手が上がりました。また、ボランティアセンターの萩原氏は今後を行う上で大切なのは地域にもとからある力をいかに引き出していくかという点にあると指摘しました。4人の方が今後の展望として提示したのは被災地でのサロンづくりや仮設住宅でのセルフケアの指導、継続した支援が求められる法律相談への対応などです。また、ボランティアセンターの対象を被災者に絞らずに広範囲で展開していこうという構想もあるようです。

今回のシンポジウムでは、当事者を交えた多角的な視点からこれまでの被災地支援の在り方と現状の問題点さらに今後の展望について議論しました。JARが専門性を活かした支援の形を模索しながらも結果を残してきた試みを広く知っていただくことができました。

<参加者の声>
・日本人よりも日本のことを思い活動している難民の姿に感動した
・(フィリピン人の方のお話に対し)多くのものを失った中将来に向かい一歩ずつ踏み出して現実に成果を出している姿に大きな希望を感じることができた
・弁護士児玉さんの被災者の目線に合わせた活動がすばらしい
・当事者中の当事者の、3.11前、3.11、3.11後いますべてにわたるお話は、もっとも重かった。心に響いた。

写真上より 
・登壇するフィリピン出身の女性と日本語教師・増田氏
・被災地でのボランティアの経験を語るミャンマー(ビルマ)出身の難民
・紙芝居を実演する児玉氏、左は女性支援にあたった五十嵐氏
・今後のビジョンを語る桜ライン311代表、橋詰氏
・熱心に耳を傾ける来場者の方々

この記事をシェアする

メールマガジン「JAR便り」

購読する

難民支援の最前線をお届けします。