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講座・イベント

世界難民の日2011シンポジウム 「日本の難民保護の30年―これまでの道のりと今後の展望」

*当日の報告はこちらからご覧ください。

JARも参加しているなんみんフォーラム(FRJ)が主催する、日本での難民受け入れを振り返り、将来を展望するシンポジウムです。

2011年は、1951年に「難民の地位に関する条約」が国連で締結されてから60年、日本が難民条約に加盟してから30年にあたります。6月20日の世界難民の日は、日本における難民保護制度の現状を省察し、今後の展望について意見を交わす最良の機会となります。今年、特定非営利活動法人なんみんフォーラム(FRJ)および国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)により共同開催されるこのシンポジウムは、政府および地方政府関係者、学者、法律家、市民社会の代表が一堂に会し、未来を見据えたディスカッションの場となることでしょう。

FRJとUNHCRは、皆様のご参加を心よりお待ちしております。日本の難民保護に取り組む関係者による率直な意見交換の場にご参画いただければ幸いです。


また、この場をお借りして、世界的に有名なランドマークである東京タワーの点灯記念式典をご案内させていただきます。6月20日の午後7時から10時まで、私たちと世界の難民そして東日本大震災にて被災された方々との連帯を示すため、東京タワーが青くライトアップされます。式典及びライトアップに関する詳細はUNHCR駐日事務所の公式ホームページhttp://www.unhcr.or.jp/html/index.htmlにて近日公開予定です。

概要
日時2011年6月20日(月) 13:00-16:15 (12:30開場)
場所

国連大学 エリザベスローズホール
(〒150-8925 東京都渋谷区神宮前5-53-70)

参加費

無料

主催

特定非営利活動法人なんみんフォーラム(FRJ)

共催

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)

プログラム

(1) 13:00-13:20 開会の挨拶
   ・特定非営利活動法人なんみんフォーラム代表理事 大森邦子 
   ・ビデオメッセージ(国連難民高等弁務官アントニオ・グテレス/ 政府関係者(予定))
(2) 13:20-13:50 基調講演
   ・法務大臣政務官 黒岩宇洋
   ・UNHCR駐日代表 ヨハン・セルス
(3) 13:50-14:05 東日本大震災被災地における難民によるボランティア活動報告
(4) 14:05-14:15 休憩
 

-パネルディスカッション-
日本における難民保護手続きに関する包括的考察と将来展望

(5) 14:15-15:10 パネルディスカッション1
    テーマ:関連法と手続き―難民認定手続きと改正入管法(2004年)の現状について
    司会:UNHCR駐日事務所首席法務官 ダニエル・アルカル
    パネリスト:法務省入国管理局難民認定室長 北村晃彦
           法政大学名誉教授・難民研究フォーラム座長 本間浩
           全国難民弁護団連絡会議 鈴木雅子
           難民調整委員会(RCCJ)アントニー・ナニュンバ
    質疑応答
(6) 15:15-16:10 パネルディスカッション2
    テーマ:支援と社会統合―第三国定住者・条約難民・人道的配慮による在留特別許可者への支援の枠組み、関係者および支援団体の協力と社会の役割
    司会:難民支援協会(JAR)常任理事 石井宏明
    パネリスト:外務省総合外交政策局人権人道課長 松浦純也
           さぽうと21理事・事務局長 高橋敬子
           しんじゅく多文化共生プラザ所長 宮端啓介
           難民(予定) 
    質疑応答
(7) 16:10-16:15 閉会の挨拶
    UNHCR駐日事務所首席法務官ダニエル・アルカル

(敬称略) *尚、パネリストなど参加者が変更になる可能性もございます。


参加お申し込みは、こちらよりお願いいたします。

お問い合わせ:難民支援協会(JAR) 03-5379-6001  info@refugee.or.jp

報告

2011年6月20日の世界難民の日に、「世界難民の日 シンポジウム」を開催しました。今年は、日本が「難民の地位に関する条約」に加入して30年目を迎えました。参加者は125名。政府関係者、駐日大使館職員、UNHCR職員、学者、法律家、難民認定者、難民申請者、記者、市民が一同に会し、それぞれの視点から日本の難民問題を議論し合う建設的なシンポジウムとなりました。

まず、日本政府およびUNHCR代表による基調講演では、日本と諸外国における難民保護の進展が報告されました。また、日本の難民の新たな役割も紹介され、東日本大震災の被災地における難民による支援活動の記録を、映像と難民本人の報告を通して振り返りました。ボランティア活動報告をしてくれたのは、ミャンマー(ビルマ)難民のミョウさんです。「社会の一員として被災地のために貢献したい。」という想いを語ってくれました。被災者との心に残る出会いがあったといいます。

シンポジウムでは二つのパネルディスカッションを行いました。はじめに、難民認定手続きや収容問題など、制度に関する事柄が法律的視点から議論しました。法務大臣政務官からは、民主党は、難民認定行政を法務省から切り離し、難民問題を専門に扱う新しい機関の設立を目指しているという、注目すべき発言がありました。後半は、難民の社会統合問題および現在行われている第三国定住プログラムに焦点を当てながら、日本における難民支援の枠組みについて話し合いました。

参加者した難民のひとりは「とても有意義だった。こういう会をもっと設けて、難民の現状が日本市民に広く知れわたると嬉しい。」と語っていました。

会場は立ち見が出るほどの盛況で、参加者は、支援団体のスタッフ、弁護士・行政書士、大学教授などの専門家、学生や報道関係者など、さまざまでした。日本における難民問題への市民の関心が広がってきていることを物語るシンポジウムとなりました。


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