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講座・イベント

JARスタッフが講演 ─ 日本ペンクラブ主催ワークショップ ICORN(国際難民都市ネットワーク)と国際ペン ─

国際ペン東京大会2010開催を記念し、国際ペンが支援・協力する、国際的に広がる地方都市人道支援ネットワークICORNを日本で初めて紹介します。
ICORNの事務局長、難民作家、受入都市のコーディネータが出演し、難民支援協会スタッフの石井宏明もお話します。

詳細・お申し込みはこちらからお願いいたします。 

概要
日時9月29日(水) 午後5時半?午後6時半
場所

早稲田大学小野梓記念講堂

報告

国際ペン東京大会2010が開催され、海外の作家が多数来日。日本の作家による作品の発表も行われ、日本ペンクラブの歩みなども紹介されました。

本大会プログラムのひとつとして、ワークショップ「ICORN(国際難民都市ネットワーク)と国際ペン
──地方発の人道外交、文化で支援の輪」が開かれました。 
ICORN(国際難民都市ネットワーク)や国際ペンは、作家としての活動を行ったことから、母国で迫害のおそれを有する作家に対して支援を行っています。

具体的には、国際ペン獄中作家委員会が組織している亡命作家ネットワークとICORN、各国ペンセンターが協力して、海外で暮らす亡命(難民)作家やジャーナリストを長期間受け入れ、支援活動にあたっています。北欧から欧州全体、カナダ、米国、メキシコと参加都市を拡大し、現在の事務局はスペイン・バルセロナに置かれています。アジアではオーストラリア、ニュージランドの都市が参加を検討中です。

ワークショップに参加した、ICORNの事務局長や、受け入れ都市のひとつバルセロナでのコーディネーターからは、「亡命作家に仕事を与えることは難民の尊厳からも重要」との指摘がありました。受け入れ都市の役割が高く、滞在や住居支援などが行われるそうですが、作家と市民の交流によって、市民の難民や人道問題への関心を高められることも紹介されました。ICORNの運営資金は、政府や民間の寄付のほか、ほかの作家からの支援によってまかなわれているそうです。

また、チュニジアの作家で、現在、バルセロナのゲストとして滞在しているサイハム・ベンセドリン(Sihem Bensedrine)氏は、「自由に話せることのすばらしさ、自由に発信できることの幸せを改めて感じている」との話がありました。

日本にも難民が庇護を求めて逃れており、その中には、ジャーナリストとしての活動や発言が理由である人もいます。難民支援協会(JAR)の石井宏明からは、日本の難民受け入れの状況を簡単に紹介しました。また、難民を「重荷」としてではなく、共に社会に暮らす「住民」であり、新たな視点や文化をもたらしてくれるすばらしい「人財」として捉えてもらえるよう、NPO団体としてもできる情報発信に努めていきたい、と話しました。

会場のホールの外には、"Because Writers Speak Their Minds"(「ただ心の内を語ったばかりに」)と題されたパネルが設置され、亡命したり、投獄されている作家たちが紹介されていました。

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