本文へジャンプ

トップページ > 講座・イベント > 難民支援協会・J-FUNユース共催 展示会・オープニングイベント「Café de NAMMIN」報告

講座・イベント

難民支援協会・J-FUNユース共催 展示会・オープニングイベント「Café de NAMMIN」報告

日本にも難民がいることを少しでも多くの方に知ってもらいたいと、難民支援協会(JAR)とJ-FUNユースが協力してミニ展示会と、オープニングイベントとして「Café de NAMMIN 〜カフェで難民と話して、世界を広げよう!!〜」を、2010年7月10日(土)〜24日(土)に開催しました。
(詳細はこちらよりご覧ください。)

オープニングイベント「Café de NAMMIN」

ビルマ(ミャンマー)出身の難民の人が多く暮らし、「リトルビルマ」とも呼ばれる高田馬場にあるカフェ、もぐら食堂を会場に、J-FUNユースのメンバーなど合わせて43人が集まりました。

事務所での打ち合わせ風景
meeting.jpgこのカフェは、難民との架け橋となるきっかけを作り、「難民も自分たちも変わらない『1人のひと』」ということを伝えたいと、J-FUNユースの大石さん、柳下さんを中心に、何度も何度も議論を重ねながら企画しました。

今回Cafe de NAMMINという企画に携わらさせていただいて、様々なことを学ばせてもらいました。やった中で一番強く感じたことは難民の方の中でも本当にいろいろと発信したいと思っている方が多いということです。そういう方々に発信する場を準備できたというのは自分のこの企画への思いがかなえられたと思っています。さらに難民の方が発信することで本当に多くの人を動かすことができることも今回の企画を通じて感じることができました。これをきっかけにこれからも難民支援の輪を大きく広げられたらなと思います。
J-FUNユース 柳下大輔さん

"難民を「ひとりの人間」として知ってもらいたいー"
今回のCafé de NAMMINはこの気持ちのもと開催いたしました。
弱い立場にありながらも実はその存在感はパワフルで、エネルギッシュ。
そんな難民の方々には今回開催者としての私もまた、様々なことに気付かされました。
カフェという身近な場所での交流はあまり前例がありませんが、Café de NAMMINはこれからも「支援するものorされるもの」の枠を超え、ひとりの人間同士の触れ合いの場になればと思っています。
今回の企画では共催の難民支援協会様には多大なる協力をいただきまして、この場をお借りしてお礼申し上げます。そして、難民の方々、協力してくださったもぐら食堂、J-FUNユース、参加者の皆様に心から感謝申し上げます。

Café de NAMMIN プロジェクトリーダー
J-FUNユース 大石祐莉さん


当日は、予想以上のみなさまからお申し込みをいただき、少し会場が狭いこともあったため、どうやってまとめていこうかと不安もよぎりましたが、始まると「どうして日本の難民に興味を持ったか」をお互いに紹介しあうなど、一体感あふれる雰囲気となりました。

ゲストとしてお招きしたビルマの少数民族・カチン民族の方5人を中心に、参加者がグループを構成。「なんで日本に来たのか?」「日本で苦労したことは?」など普段難民の方に聞きたかった質問を率直に投げかけ、難民の方も、母国での苦労や「なかなか認められない日々が不安でつらかった」など日本語で一生懸命答えていました。

最後に、難民の方を代表してのスピーチです。「若い学生さんがこのように関心を持ってくれることがうれしいです。自分たちも自立できるようにがんばっています。一緒にがんばりましょう!」とのメッセージと、苦労しながらも前進しようとする姿勢に、逆に勇気付けられた参加者も多かったのではないでしょうか。

その日に感じたことを忘れないようにと小さなカードに、それぞれ自分の感想を書き、ほかの参加者からのメッセージを集めてもらいました。そのカードにきれいにラミネートをして、お持ち帰りいただきました。

カフェに込めた私たちのメッセージを、自然と受け止めてくださった参加者が多かったようです。
学生でありながら、むしろその学生としての強みを生かして、具体的に難民支援活動に取り組んでいるJ-FUNの皆さんのパワーと重要性を感じました。


<参加者からの感想>

Café de NAMMINに参加する前、難民について勉強はしているものの、いざ難民の方にお会いするとなると、どのような方なのだろう、どのような考えを持っているのだろう、と不安がよぎっていた。
しかし、実際食事を囲みながら話し始めると、自然と会話も弾んだ。ときには笑顔もあった。
机で隔てられた、スピーカーとリスナーという関係の講演会では味わうことの出来ない、貴重な空間であった。
一人の人間、『?さん』として関わることが出来た。そして、難民をかつてより身近に感じるようになっていた。難民問題を考えていく上でも、漠然と難民のため、ではなく、具体的に顔が思い浮かぶようになった。
私にとってcafé de NAMMINは、『繋がりの場』である。
このイベントに、心から感謝している。

獨協大学国際教養学部一年 川上陽子さん

難民はただ弱い存在ではない―
「そのことをより多くの人々、とりわけ自分たちと同じ立場である学生に知ってほしい、そしてそれを知ることがどんなに意味のあることかを感じてほしい」。私はこれを1番に思いながら「Cafe de NAMMIN」を企画しました。
キーワードは「共感」。私はより多くの方が難民と共感し、そして私自身も難民、そして参加者の方々と共感することで難民支援の輪が広がればと思っています。
今回のイベントで、難民に興味を持っている若者が少なくないことを実感しました。
今後はJ-FUNユースの活動の軸である「普段着の難民支援」をもとに、どうしたら関心を持っている人を支援の輪に巻き込めるかに焦点をあてながら、2回、3回とこのイベントを継続させていければと思います。

Café de NAMMIN スタッフ 古市拓実さん

展示会

JARでボランティアをしてくれている写真家・矢野津々美さんによる写真と、カチン難民女性による手工芸品数点を展示しました。

もぐら食堂を訪れたお客様に興味深くご覧いただけたようで、日本にも難民がいることを伝える機会となりました。
また、手工芸品は、カチンの伝統的な布を使い、自分たちの伝統文化を残したいと日本で作成しているもので、JARではミシンの使い方などのトレーニングを行っています。自分たちの作品が展示され、評価されることに、彼女たちも「うれしい」と話していました。
exhibition.jpg     exhibition2.jpg

8月30日〜9月13日にはカフェ「norari:kurari」と9月20日〜10月17日には、ULTRA CAFE(それぞれ東京・早稲田)にて、展示会を開催します。
一部期間には、手工芸品を直接お求めいただける予定ですので、ぜひ足をお運びください!

* * *


【J-FUNユースとは】
[j-fun link]
「普段着の難民支援」・「人と人との架け橋」という2つを軸に活動している学生団体です!
詳しくはHPをご覧ください☆http://www.unhcryouth.com/index.html


【難民支援協会とは】
[jar link]
「難民が、日本で、自立した生活を安心して送れるよう支援します」をミッションに、
法律・生活の両面から、日本に逃れてきた難民への支援を専門的に行っています。
https://www.refugee.or.jp/

この記事をシェアする

メールマガジン「JAR便り」

購読する

難民支援の最前線をお届けします。