講座・イベント
Lights for Rights 〜こころを照らす光 難民から学ぶ世界のお茶と私の暮らし
キャンペーンの1つとして、難民支援協会(JAR)とグリーンフラスコの共催で、セミナーを行います。
このセミナーでは、日本に暮らすイラン出身の難民の方から、母国のお茶の文化についてご紹介します。イランでは、バラなどのお茶を飲み、またハーブティを漢方薬などとしても活用するそうです。そういった実際の生活上での生かし方などもご紹介しながら、母国を離れ、難民として暮らす日本での生活についてもお話していただきます。
難民は日本にも逃れてきています。そして、2,000人以上の人が難民認定の結果を待ち、家族と再会したり、安心した暮らしを送りたいと切に願っています。
普段、受け身的に生活することが多い難民たち。皆さんが、彼らの文化や状況に興味を示すことだけでも、彼らの気持ちをサポートすることになります。
世界のお茶と世界の香りについて学びつつ、難民への理解を広げていただくきっかけとして、ぜひご参加ください。
←ミントの種:整腸作用があり、風邪や喉の炎症に良いといわれているそうだ。ハーブティーの中に入れると、この種の周りにゼリー状のような膜が張り、とても喉ごしが良い。
日時 | 2010年2月18日(木)19:00-20:30 |
---|---|
場所 | バロンホール |
参加費 | 1500円(当日お支払いください) |
主催 | グリーンフラスコ株式会社、認定NPO法人難民支援協会 |
プログラム(予定) | ・「世界のお茶と世界の香り」 林真一郎(グリーンフラスコ 代表) |
お申込・お問い合わせ先 | 難民支援協会 |
ご報告
今回は、「難民から学ぶ世界のお茶と私の暮らし」と題し、イラン出身の難民の方をお招きし、イラン名産のハーブティー、ジンジャーやミントの種など全7種類をご紹介頂きました。イランでは、ハーブは飲んだり食べたりするだけではなく、風邪などの際には薬として、また肌につけたりするなどして使用されるということでした。イランには山が多く、特に冬はマイナス15度と冷え込むため、家族で集まってお茶を飲んだり、とお茶が生活に密着しているということです。また、グリーンフラスコ株式会社代表の林さんからは、世界のハーブティー全12種類をご紹介頂きました。世界地図を広げ、それぞれのお茶の原産国をチェックしながら辿っていくと、実は難民の発生国と重なることが目に見えてきます。そういった縁もあり、グリーンフラスコは長年難民支援協会を通じて難民をご支援してくださっています。
参加者からは、「国の文化のことを知れて、『難民』というイメージにとらわれないかたちで興味がもてた」という声を多くいただきました。「Lights for Rights 」セミナーシリーズでは、お茶など文化面を通して身近に難民のことを知ってもらえる機会を作っています。今後も、料理など様々なジャンルのセミナーを開催しますので、ぜひご期待ください。
なお、参加費は全て難民支援活動に使用されます。
この記事をシェアする
メールマガジン「JAR便り」
難民支援の最前線をお届けします。